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BMW、23車種9万7千台をリコール 世界で78万4千台にも

 ビー・エム・ダブリューは12日、電源供給システムの不具合により最悪の場合、走行中にエンジンが停止する恐れがあるとして乗用車「BMW320i」など、23車種、9万7457台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。報道によると、米国やカナダなどでもリコールを届け出ており、海外分を含めると約78万4000台にものぼる。

 国内で対象となるのは、平成19年2月9日から平成23年10月10日に製造された「116i」「120i」「130i」」「135i」「320i」「323i」「325i」「335i」「320i」「325i」「335i」「X1」「Z4」の一部シリーズ。

 車両の電装部品へ電力を供給するパワー・ディストリビューション・ボックスとバッテリーを接続するバッテリー・プラス・ケーブルにおいて、接続部分のコネクターのメッキ用金属及び構造が不適切なため、車両振動によって発生する腐食により接触抵抗が増大するおそれがある。そのため、当該ボックスから電装部品へ十分な電力を供給できずに電装部品に不具合が発生することがあり、最悪の場合、走行中にエンジンが停止する―それがあるという。


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