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公共建築物の木材利用、木造化31棟 内装利用257棟

 国土交通省と農林水産省は、「公共建築物等における木材の利用促進に関する法律」に基づく、公共建築物の木材利用促進措置の2011年度の実施状況を取りまとめた。

 それによると、国が整備した低層(3階建て以下)公共建築物は全体で506棟、合計延べ床面積は44万6341平方メートル。このうちの31棟、合計延べ床面積6534平方メートルを木造で整備を行った。

 具体的な建築物件名を挙げると、農林水産省・佐和田森林事務所(新潟県佐渡市)1階建、国土交通省・国営アルプスあづみの公園穂高ゲート(長野県安曇野市)1階建、環境省・知床五湖フィールドハウス(北海道斜里町)1階建、那須高原ビジターセンター(栃木県那須町)2階建など。

 また、内装等の木質化を行った公共建築物は合計で257棟であった。建築物件名を挙げると、参議院の別館廊下壁、埼玉県警察学校本館の玄関壁、愛知県警察本部警察犬訓練所の外壁、財務省西条税務署の玄関、厚生労働省高崎公共職業安定所の藤棚、国土交通省津びわ湖合同庁舎の玄関など。

 なお、完成建築物において、木造化及び木質化による木材の使用量は9511立方メートルであった。


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