中国・ネットドラゴンがライセンス、台湾で2種のゲーム利用開始
【香港31日新華・PRN=共同JBN】中国ゲーム開発・運営大手のネットドラゴン・ウェブソフト社(以下ネットドラゴンまたは同社、子会社を含める場合はグループ、香港証券取引所コード:8288・HK)は3月31日までに、2種のオリジナル・オンラインゲームの繁体字中国語バージョンである「エウデーモン・オンライン」と「ゼロ・オンライン」が近く台湾で正式に開始されると発表した。
グループは繁体字中国語バージョン「エウデーモン・オンライン」を運営する宇峻奥汀(ユーザージョイ・テクノロジー)にライセンス使用権を与えており、ゲームは台湾で今夏までに開始される見込みである。「エウデーモン・オンライン」はネットドラゴンが研究と開発に2年をかけたもので、壮大な神話の世界を設定している。現在、中国ではこのゲームに57万人余りのプレーヤーがいる。同ゲームの売上高は2007年に、4億4800万人民元に達した。同ゲームは英語とスペイン語のバージョンにカスタマイズされ、欧州と米国の両市場で利用開始されている。
同時に、台湾で「ゼロ・オンライン」を運営するライセンス使用権は、華義国際数位娯樂(ウェイイ・インターナショナル・デジタル)に与えられている。このオンラインゲームはネットドラゴンが独自に研究、開発したもので、ロボットの世界をテーマにした中国で初のオンラインゲームである。中国での正式の公開テストは、2007年6月13日に行われた。同ゲームはまた同年、ゲームワン・インターナショナル社を通じて繁体字中国語バージョンによる香港市場での利用が始まった。このゲームの英語版は現在テスト中である。2007年の「ゼロ・オンライン」からの総売上高は5875万人民元に達した。
ネットドラゴンの劉徳建会長は「グループは海外市場向けオンラインゲーム開発の先駆企業として、英語、フランス語、スペイン語を含む6つの異なる言語圏の市場への参入に成功した。われわれは台湾市場にエージェントを特定したことで、アジアの中国語を話す地域への販促を期待している」と語った。
▽ネットドラゴンについて
ネットドラゴン・ウェブソフト社(NetDragon Websoft Inc.)は、中国の大手オンラインゲーム開発・運営事業会社である。同社グループの製品ポートフォリオは、一連の多人数参加型オンライン・ロール・プレイング・ゲーム(MMOPRG)で構成され、さまざまなタイプのプレーヤーやゲーム嗜好に対応している。グループはいろいろなスタイルの多くの人気オンラインゲームの開発に成功し、販売してきた。現在提供している作品には、「エウデーモン・オンライン」、「征服オンライン」、「ゼロ・オンライン」、「投名状オンライン」、「イアラ・オブ・フェイス」、「モンスター&ミー」などが含まれる。これらゲームはまた英語、フランス語、スペイン語など6つの言語で提供される。グループはまた「ヒーローズ・オブ・マイト&マジック・オンライン」、「ウェイ・オブ・ザ・ファイブ」、「天元」の3つのゲームを開発中である。
ネットドラゴンは、2007年11月2日に香港証券取引所ベンチャー市場(SEHK :GEM)に初めて上場(株式コード8288・HK)された。
(共同通信PRワイヤー)
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- [国際情報]中国・ネットドラゴンがライセンス、台湾で2種のゲーム利用開始 2008/04/01 火曜日