ＮＴＴドコモ、５つの周波数帯に対応の基地局アンテナを開発
アンテナ外観６セクタ用（写真・ＮＴＴドコモ） エヌ・ティ・ティ・ドコモは、７００ＭＨｚ帯を含む５つの周波数帯に対応した基地局アンテナを開発。２０１５年１月に提供予定している７００ＭＨｚ帯を利用したＬＴＥサービス（Ｘｉ＝クロッシィ）の開始に向けて、２０１３年３月より順次導入する。５つの周波数帯に対応した基地局アンテナの実用化は国内で初めてとなる。
同アンテナは８００ＭＨｚ帯、１．５ＧＨｚ帯、１．７ＧＨｚ帯、２ＧＨｚ帯の４つの周波数帯に対応した従来のマルチバンド基地局用アンテナに７００ＭＨｚ帯を追加したもの。従来アンテナと同じ大きさに小型化ができたため、アンテナの設置空間が限られる基地局での導入が容易になる。今回のアンテナの開発により、急増するパケットトラフィックの対策並びに高速モバイルブロードバンド普及に活用する７００ＭＨｚ帯のＬＴＥサービスの導入を促進する。
アンテナのマルチバンド化は、アンテナ内で電波の相互干渉が発生するため実用化が困難であったが、独自の干渉抑圧技術を開発したことにより、相互干渉を著しく低減することができ、５周波数帯対応を実現した。
前後の記事
記事バックナンバー
- ［製造全般］ＮＴＴドコモ、５つの周波数帯に対応の基地局アンテナを開発 2013/02/19 火曜日
