Dynacast社、サービス強化に金属射出鋳造法を付加
【シャーロット(米ノースカロライナ州)2013年2月12日PRN=共同JBN】グローバルなダイカスト・メーカーであるDynacast International(ダイナカスト・インターナショナル)は12日、サービス提供の中に金属射出鋳造法(MIM)を付け加えると発表した。製造処理法にMIMを追加することは、同社がより幅広く金属を使って微細な複合部品を製造する能力を拡大することになる。
MIM処理はステンレススチール、チタン、銅など多くの金属を使って、非常に複雑な形状を持つ微細でミクロサイズにもなる部品を製造するのに適している。Dynacastはアルミニウム、マグネシウム、スズの合金を使って、70年余りにわたり微細あるいはMサイズのダイカスト部品を製造してきた。新たなサービス提供にMIMを加えることによって、同社は顧客に対して最高の品質で精密加工した部品を製造するというコミットメントを強化する。
Dynacastのサイモン・ニューマン社長兼最高経営責任者(CEO)は「われわれはサービス提供にMIMを加えることを喜んでいる。この処理法が当社にとって至極適しているのは、顧客に微細な複合部品を提供するという重点目標を研ぎ澄ますだけでなく、当社に取ってまったく新しい市場を切り開くことができるからである。DynacastはMIMを加えることで、ダイカストおよび射出金属組み立て(IMA)という2つの製造処理法を提供する。これらの処理法は、世界の数百の業界で数千の企業が金属部品と組み立て部品を製造するため使われる」と述べた。
▽Dynacastについて
Dynacast International(ダイナカスト・インターナショナル)は、微細加工金属部品のグローバルメーカーである。同社特許のダイカストおよび金属射出鋳造技術を利用して、自動車、家電、ヘルスケア、ハードウエア、コンピューターおよび周辺機器、その他多くを含むさまざまな産業に堅ろうなソリューションを提供している。
Dynacast Internationalは広範な光学知識と特殊製造システムとを結合して、さまざまな精密部品を加工している。当社は、世界の企業が自社製品に適した部品と組み立て部品を見いだしてコストを削減するのを支援しており、企業は当社製造技術のどれかを使って再設計したり一元管理したりできる。当社はエンジニアリング専門知識、効率的な業務、先進的品質計画(Advanced Quality Planning)システムを通じて、顧客に価値を提供してきた歴史を持っている。
Dynacastは米ノースカロライナ州シャーロットにグローバル本社を置き、世界16カ国で22の製造施設を運営している。
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- [製造全般]Dynacast社、サービス強化に金属射出鋳造法を付加 2013/02/12 火曜日