ハイアール、4年連続家電機器販売台数シェアでトップ
【青島(中国)2012年12月24日PRN=共同JBN】中国家電大手のハイアール(Haier)は24日、消費者市場戦略調査のグローバルリーダーであるユーロモニター・インターナショナル(Euromonitor International)がGlobal Major Appliances 2012 Brandランキングで2012年に8.6%の小売販売台数シェアで世界ナンバーワンの機器ブランドとしてハイアールをあらためてランク付けして、同社は4年連続してこの名誉を与えられたと発表した。ユーロモニターのリポートによると、ハイアールは小売販売台数シェアに関して、以下のような製品カテゴリーで再度首位となった。
▽冷蔵機器
ハイアールは世界でナンバーワンの冷蔵機器ブランドであり、2012年の小売販売台数シェアが14.8%となり、2011年の1.1ポイント増となった。
ハイアールは世界ナンバーワンの冷蔵機器メーカーであり、2012年の小売販売台数シェアが16.6%となり、2011年の0.1ポイント増となった。
▽フリーザー
ハイアールは世界ナンバーワンのフリーザー・ブランドであり、2012年の小売販売台数シェアが18.6%で、2011年から1.9ポイント増となった。
ハイアールは世界ナンバーワンのフリーザー・メーカーであり、2012年の小売販売台数シェアが18.8%で、2011年から2ポイント増となった。
▽ホームランドリー(洗濯)機器
ハイアールは世界でナンバーワンのホームランドリー・ブランドであり、2012年の小売販売台数シェアが11.8%で、2011年から0.9ポイント増となった。
ハイアールは世界でナンバーワンのホームランドリー・メーカーであり、2012年の小売販売台数は12.2%となった。
▽電化ワインクーラー/チラー
ハイアールは世界ナンバーワンの電化ワインクーラー/チラー・ブランド兼メーカーであり、2012年の小売販売台数シェアは15.3% となった。
リポートによると、世界の家電機器需要は金融危機と欧州の債務危機の影響を受けて引き続き減少している。しかし、ハイアールは差別化した製品によって世界的に消費者に好まれ、その世界市場シェアは持続的に増えている。リポートは、ハイアールが再度世界でナンバーワンの大手機器ブランドに格付けされ、そのグローバルブランド・シェアは2011年から0.8%伸びたと指摘した。
ハイアールが世界的な景気減速にもかかわらず成長している理由は、インターネットの動向に順応しているからである。インターネット時代に合わせ(広告の)より高いクリックスルー率を実現することを目指し、ハイアールは人単合一(Individual-Goal Combination)という双方が利益となる模式を開発するとともに、クローズドループ(閉回路)・ネットワークの組織構造を生み出した。ハイアールの目標は、消費者のニーズと世界的なプロフェッショナル・リソースが調和するプラットフォームを構築することである。
▽ユーロモニター(Euromonitor)について
ユーロモニター・インターナショナル社(Euromonitor International Limited)は1972年に英国で創設され、さまざまな業界、国、消費者に関するビジネス情報の独立系の世界大手プロバイダーである。そのGlobal Major Appliances Brands 2011ランキングは、取引ソースと国家統計の2011年データを基礎にしている。
▽ハイアール(Haier)について
ハイアールは1984年に現在の会長兼最高経営責任者(CEO)である張瑞敏氏の下で中国・山東省青島に設立され、世界および中国でナンバーワンの家庭電器ブランドである(出典:ユーロモニター・インターナショナル社。2011年データに基づく小売販売台数)。ハイアール・グループは世界で8万人余りを雇用し、100余の国・地域で製品を販売し、2011年の世界的な売上高は233億ドルに達している。ハイアールの子会社、青島海爾(Qingdao Haier Co. Ltd.)(600690:SH)は上海証券取引所、別の子会社の海爾電器集団有限公司(Haier Electronics Group Co Ltd. )(01169:HK)は香港証券取引所にそれぞれ上場されている。
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- [家電・弱電]ハイアール、4年連続家電機器販売台数シェアでトップ 2012/12/26 水曜日