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ホンダ、タイで全ての二輪車にPGM-FIを搭載

 ホンダのタイの二輪車販売の合弁会社であるエー・ピー・ホンダカンパニー・リミテッド(サムットプラカン県、櫻井善次郎社長)は3月27日午後2時(日本時間27日午後4時)、2009年末までに環境性能に優れた電子制御燃料噴射装置PGM-FI(Honda Programmed Fuel Injection)をタイの全二輪車に搭載していくことを発表した。

 PGM-FIは状況に合わせ燃料の噴射を電子制御することにより、主に燃費向上と排出ガスのクリーン化に寄与する。タイではこのPGM-FIを搭載し、導入が予定されている第6次エミッション規制値に適合し、従来のエンジンに比べ最大15%の燃費向上と出力向上を両立した新エンジンを搭載した新モデルの投入を今年中に予定している。この新モデルはタイの二輪車で初めて、E20(エタノール混合率20%のガソリン)対応も可能。

 ホンダは1967年にタイでの二輪車生産を開始し、2007年9月末にタイでの二輪車生産累計1500万台を達成した。2003年8月にはタイで初めてとなるPGM-FI搭載モデルの販売を開始。タイ二輪車市場で環境性能に優れたPGM-FIを全車種に搭載することで、環境負荷低減への取り組みをさらに加速させていく。今後も先進技術によって市場のニーズに応え、お客様の期待を上回る商品の開発に積極的に取り組んでいく。

【エー・ピー・ホンダカンパニー・リミテッド概要】
▽設立 1986年3月
▽資本金 4千万バーツ(約1.3億円)
▽出資比率 本田技研工業16%、Asian Honda Motor Co., Ltd.33% 他
▽事業内容 二輪完成車及びその部品の販売
▽従業員数 約200人
▽主な販売機種 Wave100/125(100cc/125ccカブタイプ)、Dream125(125ccカブタイプ)、Sonic(125ccファミリースポーツ)、CBR150R(150ccスポーツタイプ)、Click(110cc ATタイプ)、Air Blade(110cc ATタイプ)等


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