国土交通経済、公共工事１０カ月ぶり減 住宅着工は２カ月連続増
国土交通省は５日、国土交通月例経済１１月号（８月～１０月）を発表した。それによると、公共工事受注（９月）は１０カ月ぶりに減少した。公共機関からの受注工事額（１件５００万円以上の工事）は、平成２３年７-９月期前年同期比０．５％減少、１０-１２月期同１４．９％増加、平成２４年１-３月期同１７．２％増加、４-６月期同３２．２％増加の後、７月期同２９．２％増加、８月期同２６．５％増加、９月期同５．２％減少となった。
住宅着工（１０月）は２カ月連続の増加。新設住宅着工戸数は、総計８４,２５１戸で前年同月比２５．２％増加。季節調整済年率換算値の推移をみると、平成２３年１０-１２月期７９８千戸、平成２４年１-３月期８５７千戸、４-６月期８８１千戸、７-９月期８７２千戸の後、１０月期９７８千戸となった。
民間非居住建築物着工（１０月）は、３カ月連続の増加。民間非居住用建築物着工床面積は、平成２３年１０-１２月期前年同期比８．８％増加、平成２４年１-３月期同５．６％増加、４-６月期同０．９％減少、７-９月期同９．１％増加の後、１０月期同１０．６％増加となった。
貨物輸送（９・１０月）のうち、国内輸送はトラック（特積み）は、２カ月連続で減少した。鉄道は、車扱は２カ月連続で増加し、コンテナは増加傾向が続いている。航空は、７カ月連続で増加した。←トラックは、特別積合せが９月前年同月比３．０％減少（２カ月連続）、宅配貨物取扱個数が９月同３．４％増加（１８カ月連続）、一般が９月同０．２％減少（８カ月ぶり）となった。鉄道は、１０月前年同月比３．８％増加（４カ月連続）、車扱が１０月同０．６％増加（２カ月連続）、コンテナが１０月同５．２％増加（８カ月連続）となった。航空（主要２社）は、１０月前年同月比０．３％増加（７カ月連続）となった。
国際輸送は海運は、輸出は４カ月連続で減少し、輸入は２カ月ぶりに減少した。航空は、輸出は減少傾向が続き、輸入は増加傾向が続いている。外航海運（海上貨物）（金額ベース）は、輸出が１０月前年同月比７．１％減少（４カ月連続）、輸入は１０月同３．５％減少（２カ月ぶり）となった。航空貨物（金額ベース）は、輸出が１０月前年同月比４．８％減少（２２カ月連続）、輸入が１０月同５．３％増加（９カ月連続）となった。
旅客輸送（８～１０月）のうち、国内輸送は鉄道は、ＪＲは７カ月連続で増加し、民鉄は７カ月連続で増加した。航空は、増加傾向が続いている。鉄道は、ＪＲが８月前年同月比０．８％増加（７カ月連続）、民鉄は８月同３．２％増加（７カ月連続）となった。航空（１１社）は、１０月前年同月比４．９％増加（９カ月連続）、幹線が１０月同６．６％増加（９カ月連続）、ローカル線は１０月同３．７％増加（９カ月連続）となった。
国際輸送（航空邦社２社）が１２カ月ぶりに減少した。１０月前年同月比１．９％減少（１２カ月ぶり）となった。
観光（９・１０月）では、出国日本人数は２カ月連続で減少し、訪日外客数は増加傾向が続いている。出国日本人数は、１０月前年同月比３．０％減少（２カ月連続）、訪日外客数は、１０月同１４．７％増加（８カ月連続）となった。旅行取扱額は、国内は７カ月ぶりに減少し、海外は１４カ月ぶりに減少した。主要５８社の取扱額は、国内旅行が９月前年同月比３．
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- ［建築・土木］国土交通経済、公共工事１０カ月ぶり減 住宅着工は２カ月連続増 2012/12/05 水曜日
