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三菱自、ロシア現地生産の新型SUV「アウトランダー」出荷開始

アウトランダー
ロシア現地生産の新型アウトランダー(写真・三菱自動車)
 三菱自動車は4日、ロシアにおけるPSAプジョー・シトロエン社の合弁車両組立工場であるPCMA Rus(ピーシーエムエー・ルス)で生産する、新型SUV「アウトランダー」の出荷が3日より始まったことを発表した。

 ピーシーエムエー・ルス工場は2010年4月より稼動を開始し、これまでにプジョー及びシトロエンブランドのCセグメントセダンや、三菱ブランドの中型SUV「アウトランダー」などのSKD生産を行ってきた。

 7月にはプジョーブランドのCセグメントセダン「プジョー408」の本格生産(CKD生産)を開始、この11月にはいよいよ三菱自動車の新型「アウトランダー」の本格生産も開始した。また、来年にはシトロエンブランド車両に続き、三菱ブランド「パジェロスポーツ」の生産を順次開始する計画としている。

 新型「アウトランダー」は、まずは7月より、日本製の輸入完成車としてロシア市場に投入され、好評を博している。三菱自動車は、今回の現地生産車両の出荷開始を契機としてロシアにおける「アウトランダー」の拡販に一層注力するとともに、現地生産体制を活用しロシア事業をより一層強固なものとすべく前進を図っていく方針。

 ◆CKD生産とは Complete Knock Downの略。車両組立用の部品を部品単位で供給し、工場で溶接・塗装・組立を行い車両を完成させる生産方式。

 ◆SKD生産とは Semi Knock Downの略。CKDに比べ完成車両に近い状態で部品・コンポーネンツを供給し、工場で最終組立のみを行い車両を完成させる生産方式。


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