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関西電力と九州電力、石炭を米国から共同調達 両者間の融通も

 関西電力と九州電力は21日、米国のオックスボウ・コール&ペトコーク社との間で、米国産石炭の購入に関する売買契約を締結したことを発表した。関西電力ではこれまで、石炭は主に豪州から調達しており、石炭調達の安定性向上などを図るため調達先の拡大に取り組んでいた。

 米国では、シェールガスの大幅な増産により米国国内のガス価格が大幅に下落したことから、発電用途等の石炭需要がガスへシフトした。そのため、米国国内石炭需要が大幅に減少し、石炭生産各社はアジア市場等への石炭輸出を目指している状況であったという。

 関西電力と九州電力は、両社の石炭火力発電所において使用する低硫黄・高品質な米国産石炭の共同調達を検討し、今回の売買契約締結に至った。両社で合計約100万トンの石炭を購入する予定。また、購入した石炭は両社間で相互融通するという。


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