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10月の倒産数6%増の961件、1年ぶり2カ月連続前年上回る

 帝国データバンクが取りまとめた10月の倒産件数は前年同月比6.1%増の961件で、2カ月連続で前年を上回った。2カ月連続で前年同月を上回るのは、2011年8月以来、1年2カ月ぶり。負債額は同比64.3%増の2316億7400万円であった。

 卸売業(167件、前年同月比31.5%増)、運輸・通信業(46件、同24.3%増)の2業種で今年最多を記録。業績不振など受け、北海道は7カ月、関東、中部、九州は2カ月連続の前年同月比増加した。

 業種別に見ると、7業種中5業種で前年同月比増加となった。なかでも、卸売業(167件)は前年同月比31.5%の大幅増加となったほか、運輸・通信業(46件、前年同月比24.3%増)、サービス業(185件、同12.8%増)でも増加が目立った。一方、建設業(213件)は唯一の減少、不動産業(24件)は前年同月と同数となった。

 主因別の内訳を見ると、「不況型倒産」の合計は825件(前月722件、前年同月765件)となった。構成比は85.8%(前月84.7%、前年同月84.4%)で、前月を1.1ポイント、前年同月を1.4ポイント上回り、41カ月連続で80%台となった。


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