豊田自動織機、米フォークリフト部品大手カスケード社を買収
豊田自動織機２２日は、フォークリフト用部品の製造販売大手の米カスケード社（オレゴン州）を買収することを発表した。株式公開買付けにより、発行済みの普通株式の総数を７億５９００万米ドル（約６００億円）で取得する。
カスケード社は、荷役作業を効率化する多様なフォークリフト用アタッチメントを手がける世界トップメーカーで、同社の顧客ニーズへのきめ細かな対応は、世界のフォークリフトメーカーおよびユーザーから高く評価されている。
カスケード社は、グローバルかつ効率的な設計・生産体制をもとにした、優れたカスタマイズ対応力を有しており、北米・欧州等の先進国を始め、成長著しい新興国市場においても、積極的な事業展開を行っている。
新興国を中心としたフォークリフト市場の成長と物流ニーズの多様化の進展を背景に、フォークリフト用アタッチメントの需要は、今後も拡大していくと予想される。こうした中、同社はカスケード社の連結子会社化により、新たにアタッチメントを加えて事業領域を広げることで、ユーザーの物流ニーズにより幅広く対応し、産業車両事業の一層の成長を目指す。
前後の記事
記事バックナンバー
- ［四輪・二輪］豊田自動織機、米フォークリフト部品大手カスケード社を買収 2012/10/23 火曜日
