9月の倒産数4カ月ぶり前年比増、負債総額は今年最小=帝国DB
帝国データバンクが9日発表した、9月の企業倒産件数は852件で4カ月ぶりに前年同月を上回った。一方、負債総額は前年同月7.9%減の1776億500万円で今年最小を記録した。
倒産件数では、建設業(230件、前年同月比2.7%増)、卸売業(111件、同1.8%増)などでの増加が目立った。また、消費低迷による業績不振などが影響し、北海道は6カ月連続、東北は5カ月ぶり、関東、九州は4カ月ぶり、中部は8カ月ぶりの前年同月比増加した。
一方、負債では、トップが非鉄金属スクラップ卸の(株)吉中商事(千葉県)で97億8200万円だった。また、負債100億円以上の倒産は、2011年10月以来、11カ月ぶりに発生しなかった。
業種別に見ると、建設業(230件、前年同月比2.7%増)、卸売業(111件、同1.8%増)など7業種中4業種で前年同月を上回った。一方、製造業(127件、同3.1%減)、小売業(151件、同4.4%減)など3業種で前年同月を下回った。
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- [製造全般]9月の倒産数4カ月ぶり前年比増、負債総額は今年最小=帝国DB 2012/10/10 水曜日