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米ボーイング、ユナイテッド航空から737型機を150機受注 1万機超え

ボーイング
ユナイテッド航空から150機受注した737型機(写真・米ボーイング)
 米航空機製造大手のボーイングは現地時間12日、ユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングスおよび傘下のユナイテッド航空より、737型機150機を受注したことを発表した。受注内容は、737 MAX 9が100機、次世代737-900ER型機が50機で、受注総額はリストプライスにして147億ドルとなる。

 ユナイテッド航空は、737 MAX 9の北米でのローンチ・カスタマー。今回の受注は、737 MAXの市場での評価の高さを表すもので、737 MAXはこれまでに18社より1200機以上の受注、あるいは発注コミットメントを獲得している。また、737型機プログラムとしては、これまでの累計受注数が1万39機となった。

 次世代737型機は、座席当たりの運航コストを競合機と比較すると8%低く、民間機としては最高の効率性と信頼性を誇る単通路機。また、737 MAXは、この次世代737型機の性能をさらに上回る新型機で、特に燃料効率性、環境性能においては一段と向上。エンジンはCFMインターナショナル社の737型用LEAP-1Bを搭載、最新テクノロジーを駆使したウィングレットをはじめとした数多くの改良も施し、燃料消費量と二酸化炭素排出量を13%削減しながらも、競合他社が開発を進める競合機よりも8%低いコストでの運航が可能。

 今回受注した2機種は、座席数は180席、内装は新しい客室内装飾であるボーイング・スカイ・インテリアを施している。スカイ・インテリアは独創的なデザイン、広々とした客室内、座席上部の広いスペース、多彩な配色に調整が可能なLED照明など、乗客に快適な空の旅を提供する。

 ユナイテッド航空とユナイテッド・エクスプレスは、世界6大陸の375空港へ、1日平均5605便を運航している。2011年の輸送実績は、フライト便数が200万回以上、乗客数は1億4200万人で世界最大。


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