レンゴー、丸三製紙の段ボール原紙生産設備更新 250億円投じ
レンゴーは5日、連結子会社である丸三製紙(福島県南相馬市)において、段ボール原紙(ライナ)生産設備の更新を決定したと発表した。
丸三製紙は、グループの東北地方における段ボール原紙生産拠点として、現在、ライナ用6号抄紙機、中しん原紙用7号抄紙機の2台の抄紙機で、月産約2万トンの段ボール原紙を生産している。
6号抄紙機は1973年の設置後39年が経過し老朽化するとともに、さらに東日本大震災でも被害をこうむり、環境面から最近ニーズの高まっている段ボール原紙の薄物化への対応も困難な状況となっている。
そのため、同社の持続的な成長を視野に、現在の市場ニーズにも合致し、省エネ・省資源も念頭にさらなる品質の向上を図るため、6号抄紙機を更新することを決定した。
設備投資総額は250億円。2014年度中の稼働を目指す。稼働が開始されれば、段ボール原紙(ライナ)の最大生産量は日産500トンとなる。
前後の記事
記事バックナンバー
- [機械・部品]レンゴー、丸三製紙の段ボール原紙生産設備更新 250億円投じ 2012/07/05 木曜日