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沖電気、田中貴金属からプリント配線事業を買収 EMS事業強化

 沖電気工業は、田中貴金属工業のプリント配線板事業を買収することで合意した。田中貴金属が設立する新会社「OKI田中サーキット(仮称)」に同事業を譲渡したうえで、沖電気が新会社の株式80%相当を10月1日付で取得する。事業譲渡後の資本金は3億5000万円を予定。当初従業員は330人を計画。

 沖電気は、2010年度策定の中期経営計画の中で、高度な生産技術と品質保証力を活かしたハイエンド型EMS(生産受託)事業を成長分野の1つとして位置付けている。EMS事業成長のためには、プリント配線板事業の拡大とともに、強みであるプリント配線板から最終製品組立までの一貫生産体制の更なる強化が必要であった。

 今回の事業譲渡を受けることでハイエンド製品向けプリント配線板事業の国内シェアを拡大するとともに、プリント配線板から最終製品組立までの一貫受託生産も拡大し、EMS事業売上で2015年度に500億円を目指す。


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