現在位置: HOME > ニュース&コラム > ビジネス・産業 > 航空・宇宙


スピリット社、ウィチタ製造施設が悪天候で損害 業務に短期的影響

 【ウィチタ(米カンザス州)16日PRN=共同JBN】商用航空機向け航空構造物メーカーであるスピリット・エアロシステムズ(NYSE: SPR)は16日、米カンザス州ウィチタ施設が4月14日の悪天候で構造部分に損害を受けたと発表した。すべての従業員は安全とみられ、緊急管理計画が即座に実施された。当初の評価によると、損害は主として建造物、電気・ガス・水道など公益施設などインフラストラクチャーに限定され、製造機器は大方何らの影響も受けなかった。

 業務は少なくとも4月17日(火曜日)まで中止され、従業員の安全を確保し、損害評価を完了し、製造施設を組織的に運転させる計画を仕上げることになる。同社は復旧計画が実施されているが、配送への影響を含めて短期間の製造上の混乱を予測している。

 ジェフ・ターナー社長兼最高経営責任者(CEO)は「この事件で従業員が誰一人けがもなかったことを喜んでいる。われわれは安全に引き続き注力するとともに、損害を評価し、復旧計画を実施する。われわれはまた予想される納入への影響を最低限に抑えるため顧客と緊密に協力している」と語った。

 ▽スピリット・エアロシステムズ(Spirit Aerosystems, Inc.)について
 スピリット・エアロシステムズは本社をカンザス州ウィチタに置く世界最大の商用航空機非OEM設計、製造企業である。同社はカンザス州のウィチタ、シャヌートの施設に加えて、オクラホマ州タルサ、マカレスター、ノースカロライナ州キンストン、英スコットランドのプレストウィック、同イングランドのプレストン、マレーシアのスバン、フランスのサンナゼールにも施設を保有する。 同社中核製品は胴体、パイロン、ナセル、翼部品など。さらに同社は北米、欧州、アジアでスペアパーツ、メンテナンス/修理/オーバーホール (MRO)、フリート・サポートサービスを含むアフターマーケット顧客サポートサービスを提供している。スピリット・ユーロップはエアバスを含む多くの顧客向けに翼構成部品を製造している。


関連記事

powered by weblio


前後の記事



記事バックナンバー

購読のご案内

取材依頼・プレスリリース

注目のニュース
最新の産業ニュース
写真ニュース

最新の写真30件を表示する