シャープ、亀山第２工場で高性能液晶パネル生産を開始へ
シャープは１３日、三重県亀山市の亀山第２工場で、世界で初めて酸化物半導体を採用した高性能液晶パネルの生産を、３月より開始し、４月から本格的な生産に移行することを発表した。
亀山第２工場は、２００６年８月より稼動し、最先端のテレビ用液晶パネルを生産してきた。一方で世界的に需要が急拡大しているモバイル機器向けの中小型液晶パネルの生産体制の構築を図るべく、工場の既存ラインの改造を進めている。
今回生産を開始した液晶パネルは、新材料である酸化物半導体（ＩＧＺＯ）の採用により、従来に比べて薄膜トランジスタの小型化が図れ、１画素あたりの光の透過量を高めることができるので低消費電力化が可能。また、液晶テレビＡＱＵＯＳで採用されているＵＶ２Ａ技術で培った光配向技術の活用により、高品位表示を実現する。
モバイル機器向けに加え、今後需要が見込まれる高精細ノートＰＣや液晶モニターなどの幅広いアプリケーション向けにも高精細液晶パネルを供給する。
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- ［家電・弱電］シャープ、亀山第２工場で高性能液晶パネル生産を開始へ 2012/04/14 土曜日
