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シムドライブ、航続距離351キロのEV開発 技術供与も視野

SIM-Drive
発表会見で披露された「SIM-WIL」(写真・Fj)
 次世代電気自動車(EV)の開発を進めるベンチャー企業、SIM-Drive(神奈川県川崎市。清水浩社長)は28日、先行開発EV第二号車「SIM-WIL」を発表した。1回の充電で走行できる航続距離は351キロメートル。100キロまでに到達する加速時間は5.4秒と中級レベルのスポーツカーに相当する。

 第二号車の開発には34の企業が参加した。基本技術である、車輪側にモーターを搭載した「ダイレクトドライブ方式インホールモーター」や、電池・インバーター・コントローラーを全て床面に収納する「コンポーネントイン式フレーム」の機能を更に高めると共に、車両の軽量化や、電池容量を35キロワット時に拡大するなどの改良を加え、航続距離は351キロメートルまでに伸びた。

 会見に出席した清水社長は「過去の30年の歴史でも最高の車ができたと自負。世界最高の電気自動車が出来た。同社はオープンソースとして世界に技術を提供し、できるだけ早い時期で投入を目指したい」と述べ、独自技術のダイレクトドライブ方式インホールモーターは今後、国や企業に関係なく、技術供与するとした。


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