アジア太平洋地域への拡大を推進、スチレンポリマーのクラトン社
【上海、ヒューストン２７日PRN＝共同JBN】スチレンブロック共重合体またはSBC（http://www.kraton.com/innovation/history.php）の世界的大手生産者であるクラトン・パフォーマンス・ポリマーズ（Kraton Performance Polymers, Inc.、NYSE: KRA）は現在、新規および既存の顧客をサポートするためアジア進出拡大戦略を推進している。クラトンは引き続き同地域の膨大な成長をサポートするため、追加的資源への技術および投資を通じてアジア太平洋地域に強力なプレゼンスを提供している。
クラトン・パフォーマンス・ポリマーズのケビン・M・フォガティー社長兼最高経営責任者（CEO）は「われわれは中国とアジア太平洋地域にコミットしている。クラトンは顧客のニーズに応えて彼らの成長を支援するため、当社の技術とサービスの提供拡大を継続していく」と語った。
クラトンは、台湾の麦寮に３０キロトンの水添スチレンブロック共重合体（HSBC）プラントを建設、運用するため、折半出資の合弁会社フォルモサ・ペトロケミカル・コーポレーション（Formosa Petrochemical Corporation）設立に全面的に関わっている。このプラントは最新の技術を採用し、クラトンの差別化されたHSBCに対する世界的需要をサポートする。さらにこのプラントは、供給能力を大幅に増やし、HSBCの効率と製品品質で新たな世界標準を設定することになる。プラントの操業開始は２０１４年前半を予定している。
クラトンは２０１１年、同社のカリフレックス（Cariflex、商標）・イソプレンゴム（IR）ラテックス（http://www.kraton.com/products/cariflex/cariflex.php）製品に対する継続した需要増に対応し、カリフレックス製造能力を拡大した。クラトンはまた、日本の製造プロバイダーとの契約を実行し、その結果２０１３年央には日本におけるカリフレックス・ラテックス製造能力は倍増する予定である。
上記のような顧客支援と拡大リストに加えて、クラトンは最近中国の上海に新たにイノベーション・センターを開所した。この施設は従来の３倍の広さで、過去１８カ月に今までの倍増となる優秀な技術スタッフをそろえた。この新しい最新鋭の研究所は、クラトンの湿式化学、燃焼試験、ゴム処理を含む能力に立脚してしいる。これらの進歩は、カリフレックスIR、IRラテックスと同時にSBCの全セグメントについて既存・新規顧客にサービスするクラトンの能力を強化することになる。
クラトンのアジア太平洋における投資の詳細は以下へ問い合わせを。
H. Gene Shiels at gene.shiels@kraton.com or +1-281-504-4886
▽クラトン・ポリマーズについて
事業子会社クラトン・ポリマーズ（Kraton Polymers LLC）と子会社を通じたクラトン・パフォーマンス・ポリマーズは、約５０年前に同社が開発した製品ファミリーであるエンジニアード・ポリマーとスチレンブロック共重合体（SBC、http://www.kraton.com/about/brand.php）の世界的大手生産者である。SBCは高度に加工された熱可塑性エラストマーで、大きな柔軟性、弾性力、耐久性、処理のし易さなどさまざまな特性を提供することで数多くの製品の性能を強化している。クラトンのポリマーは、接着剤、コーティング、消費者・個人用ケア製品、シーリング材、潤滑剤や医療、包装、自動車、舗装、屋根ふき、履き物製品など広範なアプリケーションに使用されている。クラトンは現在、世界６０カ国以上で７００以上の顧客に対し、約８００の製品を提供しており、４大陸に製造・サービス能力を備える唯一のSBC生産者である。クラトンは世界５大陸で製品製造を行っており、米オハイオ州ベルプレに旗艦工場があり、ドイツ、フランス、ブラジルにそれぞれ工場を持ち、日本では合弁工場を操業している。
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- ［国際情報］アジア太平洋地域への拡大を推進、スチレンポリマーのクラトン社 2012/03/27 火曜日
