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クーパー・インダストリーズ、常州開発区の新工場が開業

【常州(中国江蘇省)22日PRN=共同JBN】フォーチュン500社のクーパー・インダストリーズ社(Cooper Industries)は2012年3月7日、中国江蘇省の常州国家高技術産業開発区(CND)で全額出資子会社、庫拍電気(常州)社の開業記念式を行った。

庫拍電気(常州)社は、2010年12月から総工費3750万米ドルをかけて建設を開始、操業開始後の年間製造能力として防爆制御装置9万5000台、防爆照明装置6万台、部品100万個を予定しており、年間売上高は7億2000万元(約1億1430万米ドル)を予定している。

クーパー・インダストリーズ社会長兼社長兼CEO(最高経営責任者)のカーク・ハチジャン氏は「当社はアジアの成長を加速させるつもりだ」として次のように述べた。「中国はアジア太平洋地域における当社の電力システム、電気爆発保護、回路保護ビジネスの中核市場だ。今まで中国で5件の買収を行い、多くの施設を建設し、5500人以上を雇用してきており、年間売り上げも5億米ドルを超えている。常州国家高技術産業開発区における新工場の建設は、中国におけるクーパー社の歴史のなかで重要な1ページになる。当社は地元で製造したものを地元マーケットで販売し、地元の設計技術者、地元の販売スタッフを雇用したいと考えており、今回の動きはそれに沿ったものだ。この工場で作られる製品を世界に輸出したいと考えている」

常州国家高技術産業開発区は、高い経済成長、有利な立地条件、しっかりした産業基盤、豊かな人的資産など最高の投資環境を誇り、多くの多国籍国際企業、著名国内企業の投資が増加しており、揚子江デルタ地域でも有数の高い経済成長、最高の投資品質、最高の投資収益、最大の投資先としての可能性を持っている。地方政府は今後も法治、誠実さ、効率性、ウイン・ウイン関係の維持などコアバリューを順守し、国内外の顧客に対してより包括的で、迅速かつ効率的なサービスを提供することで、国際的な産業移転のための優れたプラットホーム作りにまい進するとしている。

クーパー・インダストリーズ社は米国のヒューストンに本拠を置き、電子機器、ツールを専門とする世界的な企業である。2012年1月には、常州祐華電子設備製造有限公司を買収、中国におけるクーパー社の製造拠点としている。


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