第13回深セン国際機械・金型産業見本市が開幕
【深セン(中国)13日PRN=共同JBN】第13回深セン国際機械・金型産業見本市(SIMM)は2012年3月28日から開催される。SIMMは2002年、中国南部で初めて国際見本市連盟(UFI)に承認され推薦された。SIMMは11万平方メートルの展示会場を持ち、最新の機械技術、サービス、サプライを展示する1100以上の展示者が参加する。SIMMには10万人を超える業界からの参加者が来訪し、中国南部における装備製造産業で最も影響力を持つ最大の専門見本市となっている。
SIMMはテーマ別に金属加工機械、金型・製品、切削機械・工具、装置交換部品の4展示会場に分かれている。今回は初めて、ドイツ・コイル処理機械見本市がSIMM会場で開催される予定。見本市の詳細は以下の通り。
金属加工機械見本市会場は、中国南部で最大の最も影響力を持つ見本市である。展示されるのは、金属切断機械工具、加工機械工具、専門加工機械工具、検査・測定装置、NCシステム、デジタルディスプレー機器、オートマティズム装置。SIMMでは、マザック(Mazak)、森精機、オークマ、ハース(HAAS)、HURCO、ハーディング(Hardinge)、ツァイス、トルンプ(Trumpf)、Bystronic、GFアジエ・シャミール(GF Agiecharmilles)、ソディック(SODICK)、三菱などのトップレベルの国際的製造業企業すべてが素晴らしい新製品を展示する。米国の製造技術協会(AMT)もまたSIMMと提携して、SIMMで初めて展示を行うため、米国からSIMMに参加する大きな企業グループを組織した。
世界経済の急激な変化に伴い、装置製造産業はより技術的になると同時に大規模になり、企業にとり世界の競争で成功するためには金型・成形加工における技術的優位を保つことが不可欠になっている。第13回SIMMにおける金型・成形加工展示会場には、自動車、家電製品、オフィス・電気通信機器、医療機器産業向けの世界トップクラスのプラスチック成形加工、プレス成形加工、精密部品製造業および精密金型部品、ダイキャリアーの製造業者が展示を行う。深セン見本市は、最も高度で最も技術的に進んだ精密金型部品とダイキャリアーの世界の製造業者が参加し、SIMMでその専門知識を披露する。すべての展示者はHASCOやDME標準に基づく相当価格の金型を製造すると認定されており、日本、韓国、欧州、米州で多国籍企業向けに金型・部品製造の広範な国際的経験を有している。
中国南部は世界で最大の切削機械・工具製品の市場である。SIMMの切削機械・工具展示会場では、中国の顧客に接するという特別なチャンスが提供される。SIMMのこの会場におけるハイライトには、専用特殊カッター、成形用カッター、開発製造業界と結んだ異なる製造業者からのさまざまな需要に応えて専用に設計されたハードウエアツールが含まれている。切削機械・工具展示会場は、参加者が自分の必要性にぴったり合う専用展示を素早く見つけ出せるようそれぞれ専門別に区分けされている。SIMM 2012はサンドビック(Sandvik)、ケンナ・ユニバーサル(Kenna Universal)、セコツールズ(Secotools)、ISCAR、OSG、ヤマハ、HAIMER、ダイジェット(DIJET)、Parlec、京セラ、YG、テグテック(TaeguTec)、CB-CERATIZIT、Alloytool、スタンレー(Stanley)、MSTその他の中国、海外企業など、中国・海外でよく知られているカッター、工具、合金素材ブランド企業の展示を提供する。
深センは世界の製造業センターの中心にあり、より速いオートマティズム、精密で高度な製造装置、製造工程、包装・運輸、管理システムを求める企業の要求はますます強まっており、現在の技術を置き換えアップグレードする需要も、従来からの装置製造と製造工程をより効率的な先進システムに大胆に替えるため引き続き高い。
装置予備部品展示会場では、数値制御システム、機械的トランスミッション・ドライブセット、センサー、作動装置、電動機、インダクタンスと付属品、水圧・空気圧部品などさまざまな製品が多数展示される。
深センは珠江デルタ先端に位置し、香港と隣り合わせである。経済や地理的条件から見ても深センは内陸と外海を結ぶ最大のハブ、ブリッジであり、世界最大の製造業センターと結ぶ特別な機会を提供している。中国国内および海外とも海路、空路、陸路すべてで出入り口を持つ中国で唯一の都市である。
前後の記事
記事バックナンバー
- [機械・部品]第13回深セン国際機械・金型産業見本市が開幕 2012/03/14 水曜日