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日産自1月の生産・販売実績発表、中国大幅減も単月では過去最高

 日産自動車が24日発表した1月の同社の生産実績は、国内外を含め前年同月比3.7%増の38万9230台と前年実績を上回り、1月として過去最高を記録した。国内では、主に「ローグ」や「ジューク」、「ムラーノ」の輸出分、およびセレナの台数増により、17.4%増の9万6104台と同実績を上回った。一方海外では中国での減少などが響き、0.1%減の29万3126台と同実績を下回った。

 海外生産の内訳をみると、米国は主に「アルティマ」の台数増が貢献し、23.1%増の5万3217台と前年実績を上回った。メキシコは新型「ヴァーサ」「マーチ」の台数増が貢献し20.8%増の6万2100台と前年実績を上回った。

 英国は主に「ジューク」「キャシュカイ」の台数増が貢献し14.1%増の4万4851台と前年実績を上回った。スペインは主に「ナバラ」の台数増が貢献し16.0%増の1万3805台と前年実績を上回った。

 中国は春節による稼動日の減少により30.0%減の7万5223台と前年実績を下回った。その他の地域は、にインドの新型「サニー」、タイの新型「アルメーラ」の純増により9.7%増の4万3930台と前年実績を上回った。

 販売についてはグローバル販売は6.2%増の37万9408台と前年実績を上回り、1月として過去最高を記録した。軽自動車を含む国内販売は29.5%増の5万2,977台と前年実績を上回った。国内登録は主に「セレナ」が健闘したことにより、35.7%増の3万9646台と前年実績を上回った。軽自動車は主に「モコ」が健闘し、14.0%増の1万3331台と前年実績を上回り、1月として過去最高を記録した。

 海外販売は3.2%増の32万6431台と前年実績を上回り、1月として過去最高を記録した。このうち米国は「ヴァーサ」「アルティマ」「ローグ」の好調により、10.4%増の7万9313台と前年実績を上回った。欧州はロシア市場での販売好調に加え「ジューク」の好調により、15.2%増の5万5098台と前年実績を上回った。中国は「ティーダ」「サニー」「キャシュカイ」が好調だったものの、春節による稼動日の減少により、16.2%減の9万4745台と前年実績を下回った。その他の地域は、主にブラジル、タイの台数増が貢献し、17.0%増の7万3267台と前年実績を上回った。

 日本からの輸出では、19.3%増の5万7202台と前年実績を上回った。このうち北米向けは主に「ローグ」「ムラーノ」の台数増により、27.4%増の3万4538台と前年実績を上回った。欧州向けは主に「エクストレイル」の台数増により、17.3%増の7339台と前年実績を上回った。


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