現在位置: HOME > ニュース&コラム > ビジネス・産業 > 機械・部品


米ティムケン社、テーローラベアリング定格荷重を10%強化

 【カントン(米オハイオ州)24日PRN=共同JBN】米ティムケン社(The Timken Company、NYSE:TKR)は24日、幅広く輸送機器や産業機器に使われるティムケン(登録商標)・テーパローラベアリングの理論定格荷重を平均10%増強すると発表した。各種ベアリングに導入された最先端技術は、鉄道、車両システム、鉱業や砕石業、農業、食品加工、風力や石炭、石油、ガスなどのエネルギー産業に使われる、20の製品タイプの性能評価による予測寿命でこの10%の増強を保証する。

 ティムケンの増強された定格荷重は詳細な寿命サイクル試験に基づいており、より長期のベアリング予測サービス寿命と、これまで公表されているより高い負荷容量により、大きな価値がある。

 ティムケンのダグラス・H・スミス上級副社長(テクノロジー・品質担当)は「ティムケンはテーパローラベアリングの有力企業として、中核となるこの製品ラインを継続的に強化している。当社のエンジニアと製造チームは全社的に、伝統ある当社のイノベーションと持続的改善に依拠する揺るぎないコミットメントを示している。ティムケンの鉄鋼製造技術、基本設計、精度の高い製造と検量などの改善に対する蓄積されたインパクトは、ティムケン製ベアリングの耐久性を目に見えて高めてきた」と語った。

 ティムケンのエンジニアは多くのOEM社と緊密に協力して、エンジン、トランスミッション、ギアボックス、ポンプ、コンプレッサー、その他処理装置などの特定アプリケーション向けに、このクラスで最高のテーパローラベアリングを開発している。より高い定格荷重は顧客にとって、パワー密度の増加すなわちより小型で軽量のベアリングに詰められたより大きな性能を意味し、運転継続を支援する機器のエネルギー効率を高めることになる。

 創業者の故ヘンリー・ティムケン氏は1898年にオリジナルなティムケン・テーパローラベアリングで特許を取得した。同氏とその息子たちはその後間もなく、これら画期的なベアリングを製造するためティムケン社を創設した。同社はそれ以来、ますます多様なベアリングおよび機械的パワートランスミッション製品とサービスを顧客に提供するため、その技術的専門知識を適用した。

 ティムケン・テーパローラベアリングの詳しい情報は、新製品カタログとともに同社サイトhttp://www.timken.comを参照。

 ▽ティムケン社(The Timken Company)について
 ティムケン社(NYSE:TKR、http://www.timken.com)は革新的な摩擦管理とパワートランスミッション製品およびサービスで世界の回転を保ち、機械性能のより高い効率と信頼性を支援している。2011年の売上高は52億ドルで、約2万1000人が30カ国の拠点で働いている。ティムケンはより良いパフォーマンスを目指す「ホエア・ユー・ターン(Where You Turn、登録商標)」である。


関連記事

powered by weblio


前後の記事



記事バックナンバー

購読のご案内

取材依頼・プレスリリース

注目のニュース
最新の産業ニュース
写真ニュース

最新の写真30件を表示する