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台風12号で氾濫の井戸川で復旧事業採択、総額約27億円=国交省

 国土交通省の水管理・国土保全局は21日、昨年9月の台風12号の豪雨で氾濫し、家屋浸水等の被害が発生した二級河川の井戸川(熊野市井戸町)をはじめとする三重県内12カ所の災害復旧助成事業及び災害関連事業を採択した。これにより、今年度から4カ年以内で再度災害の防止を図るための事業を実施していくこととなる。

 採択された事業は、河川等災害復旧助成事業(助成事業)と河川等災害関連事業(砂防関連事業)。河川等災害復旧助成事業については、井戸川(0.0キロ~3.2キロ)約3.2キロで、被災した護岸の復旧と合わせて、河道断面の確保、河川法線及び河川縦断勾配の是正を行う。予定される事業期間は平成23年度~平成26年度。採択事業費は約14.1億円。

 河川等災害関連事業では、井戸川(3.2キロ~4.8キロ)約1.6キロで、被災した護岸の復旧と合わせて、脆弱な施設の改築、河川縦断勾配の是正を行い侵食被害の防止を図るとともに、砂防堰堤の設置により土砂及び流木の閉塞による浸水被害の防止を図る。予定される事業期間は平成23年度~平成25年度。採択事業費は約13.2億円となっている。


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