豊田通商など、メキシコに自動車用鋼管の生産拠点を設立
豊田通商は、丸一鋼管グループおよび伊藤忠丸紅鉄鋼と共同で、自動車用鋼管製品を製造・販売するMARUICHIMEX S.A. de C.V.の現地法人をメキシコに設立する。豊田通商は、新会社の株式の10%を取得しメキシコにおける自動車鋼管事業を拡大する。
豊田通商は、新市場開拓の重点国のひとつであるメキシコにおいて、今後更に成長が見込まれている自動車分野での事業化を目指し市場調査を進めてきた。また、これまで丸一鋼管との海外での協業戦略として、中国、ベトナムやインドといったアジア諸国において共同出資による事業化を行なってきており、新たにメキシコにおいても事業を展開することで更なる関係構築による事業拡大を進めることとなった。
新会社は、メキシコにおいて各種鋼管製品を製造・販売する。同州ではすでに日系自動車メーカーが進出し工場拡張を計画しているほか、近隣のGuanajuato州でも新たに日系自動車メーカーの新工場の建設が計画されており、今後ますます日系自動車部品メーカーの進出が期待される。豊田通商は、新会社の経営面や資金面での支援をはじめ、トヨタグループとして培った自動車業界における機能を新会社に提供することで、ユーザーの原材料の現地調達ニーズにこたえる。
豊田通商は、グローバルなネットワークと自動車分野における事業での強みを活かしメキシコでの鋼管事業へ参入することで、メキシコ市場でのプレゼンスを確立すると共に、丸一鋼管とのグローバルな協業戦略を進めていく。
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- [四輪・二輪]豊田通商など、メキシコに自動車用鋼管の生産拠点を設立 2012/01/30 月曜日