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12年の二輪車国内需要見通し、2%減の43万台=自工会

 日本自動車工業会(自工会)は18日、2012年の自動車国内需要の見通しを発表した。それによると、2012年の二輪車の総需要は、前年比2.7%減の43万3千台となるとみている。他の予測は以下の通り。

<二輪車>
1.二輪車総需要の動向
 国内の二輪車市場は、長期的な減少が続いているなか2007年、2008年に施行された排出ガス規制対応による車両価格の上昇や、モデル数の減少等により市場が急激に縮小した。2011年は消費者ニーズを捉えた商品の投入により、減少に歯止めがかかったものの、2012年は長期的な減少が引き続くことが予測される。このような背景のもと、
(1)2011年の二輪車国内総需要は、445千台・前年比105.1%となった。
これは、原付第一種、軽二輪車で前年を上回ったことによる。

(2)2012年については、原付第二種、軽二輪車、小型二輪車の需要は堅調に推移するものの、原付第一種の需要が前年を若干下回るため、二輪車国内総需要は433千台・前年比97.3%と見込まれる。

2.原付第一種
(1)2011年の原付第一種の需要は、257千台・前年比111.2%となった。
これは、ニューモデル効果に加え、近年の経済不況と東日本大震災の影響により、原付第一種の経済性・利便性に注目が集まったことによる。

(2)2012年については、経済性・利便性が引き続き見直されるなか、ニューモデル効果が一巡すると予測されるため、236千台・前年比91.8%と見込まれる。

3.原付第二種
(1)2011年の原付第二種の需要は、96千台・前年比99.3%となった。
これは、2010年のニューモデル効果が一巡したことによる。
(2)2012年については、2011年からのニューモデル効果が想定されることから、103千台・前年比107.6%と見込まれる。

4.軽二輪車
(1)2011年の軽二輪車の需要は、39千台・前年比103.3%となった。
これは、依然として都市部でのスクーター離れはあるものの、消費者ニーズを捉えたスポーツタイプの伸長により、プラスに転じたことによる。

(2)2012年については、引き続きスポーツタイプの需要が全体を牽引し、40千台・前年比102.9%と見込まれる。

5.小型二輪車
(1)2011年の小型二輪車の需要は、53千台・前年比91.8%となった。
これは、依然として雇用・所得環境が厳しいことに加え、東日本大震災などの影響もあり、消費マインドが減少したことによる。

(2)2012年については、モデル数の増加が見込まれるため、54千台・前年比101.2%と見込まれる。


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