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5%超の販売の伸び達成、世界大手小売業のデロイト社調査

 【ニューヨーク16日PRN=共同JBN】会計事務所大手のデロイト・トウシュ・トーマツ(Deloitte Touche Tohmatsu Limited 、DTTL)がストアーズ(STORES)・メディアとの協力で公表した「2012年グローバル・パワーズ・オブ・リテーリング(Global Powers of Retailing)」によると、世界の最大手リテーラー250社は2010会計年度(2011年6月末時点までの会計年)に5%超の販売の伸びを記録した。この数字は同グループが1・2%という無気力な成長を記録した09会計年度とは大きな改善を示している。

 このリポートはまた、収益性が改善していることが分かり、純利益が2009年の3・1%から2010年には3・8%に増加した。この実績は目覚ましいが、リテーラーは2011年下半期にかけての世界経済の悪化に懸念している。

 米国デロイト・サービシズの一部であるデロイト・リサーチのコンシューマー・ビジネス・ディレクター、イラ・カリシュ博士は「世界経済は減速しており、2012年の成長は世界の有力市場の多くで2011年より減速しそうである。ユーロ圏の危機は引き続き投資家と消費者の信頼を失わせており、一方、米国の成長が来年(2012年)に失業を大きく減らすことにもならないだろう」とコメントした。

 同博士はさらに続けて、「しかし、リテーラーはそうでなくてもこの曇りがちな環境の中に、いくつかの希望の兆しを見いだすだろう。緩慢な世界成長の中の一つの前向きの効果は、コモディティー価格が引き続き抑えられていることである。リテーラーにとってこれは、勘定科目のコスト面のある程度の改善であるとともに、一部経済圏の小売価格騰貴がトップレベルの成長遅延の意味からですら、利益幅が改善する機会を表している」と語った。

 「2012年グローバルパワーズ・オブ・リテーリング」をダウンロードするには以下のサイトを参照。http://www.deloitte.com/consumerbusiness

 ▽デロイトについて
 デロイトは英国の株式非公開企業デロイト・トウシュ・トーマツ・リミテッド(DTTL)とそのメンバーファーム・ ネットワークの1社または複数社を指し、メンバーファーム・ネットワークは法律的にそれぞれ分離、独立した企業で構成されている。デロイト・トウシュ・ トーマツ・リミテッドとそのメンバー企業の法的構造に関する詳しい情報は http://www.deloitte.com/aboutを参照。

 デロイトは多くの産業にまたがる上場・非上場の顧客に対し監査、税務、コンサルティング、財務アドバイザリー・ サービスを提供する。デロイトは150カ国余りの世界的につながったメンバーファーム・ネットワークを持ち、世界クラスの能力と地域的専門知識持って、あらゆる営業地点で顧客の成功を支援する。デロイトの約18万2000人の専門家が卓越性の標準(standard of excellence)になることにコミットしている。


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