富士重工、2011年の米国販売が過去最高を記録 12月単月でも
販売伸長に貢献したアウトバック米国仕様(写真・富士重工) 富士重工業は5日、スバルの米国販売が過去最高を記録したと発表した。米国販売会社のスバル・オブ・アメリカ・インクでの販売台数が、2011年12月単月で3万3701台、通年で26万6989台をそれぞれ記録し、単月・年間いずれも過去最高を達成した。東日本大震災による減産の影響を受け、在庫不足が続く中での新記録達成となる。暦年販売台数は3年連続で過去最高を更新し、さらに4年連続で前年実績を上回り、スバルは米国での販売実績が4年連続で前年実績を上回る唯一の主要メーカーとなった。
スバルは、米国においてレガシィ、アウトバック、インプレッサ、フォレスター、トライベッカを販売しており、グローバルモデルとしてのパッケージや、シンメトリカルAWDの信頼感のある走行性能などが米国においても好評を得ているという。
また、リニアトロニック(CVT)、新型水平対向エンジン、ボディ軽量化などの燃費向上への取り組みにより、走行性能と環境性能を高レベルで両立し、新型インプレッサではAWDでありながら36MPG(ハイウェイ走行燃費、自社計測値)とクラストップレベルの燃費を達成。さらに、世界各地で高い評価を獲得している安全性能では、米国においても昨年12月に発表された、IIHS(ハイウェイ安全保険協会)が行う2012年の安全性評価において、スバルの全モデルが最高評価の「トップセイフティピック」を獲得し、3年連続で、モデルラインナップ全車が「トップセイフティピック」を獲得した唯一のメーカーと評価されているという。
このような商品力、環境性能、安全性能の向上への取り組みが、昨年11月に発表されたAutomotive Lease Guide(ALG)が発表するResidual Value Awardsにおいて、スバルブランドが3年連続でBest Mainstream Brandを受賞するなどの高い残存価値評価につながっている。これが販売網充実への取り組みと共にさらに販売に寄与するという良い循環を生んだようである。
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- [四輪・二輪]富士重工、2011年の米国販売が過去最高を記録 12月単月でも 2012/01/06 金曜日