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米スピリット社、B787主翼関連部門をマレーシアに移転

【ウィチタ(米カンザス州)13日PRN=共同JBN】スピリット・エアロシステムズ(NYSE:SPR)は13日、同社の製品・サービスに対する前例のない需要に応えるため、ボーイング787ドリームライナー機種の固定主翼前縁部組立部品生産部門を、米オクラホマ州タルサ工場からマレーシア工場に移転する計画を発表した。今回の配置変更によって、スピリット社はそのグローバルな製造事業の展開をより効果的に活用できることになる。

アレックス・カマント上級副社長(オクラホマ事業担当)は「スピリットはグローバル企業であって、拠点間で作業を移転して改善できる能力が当社の顧客、従業員、地元コミュニティ、株主たちに対して価値を付加する利点をもたらしている」と語った。

スピリット・マレーシア部門のフランシス・ヒュー常務取締役は「スピリット・マレーシアはこれまで、高品質の部品組み立て製品を提供してきたという貴重な経験をもっており、マレーシアに787型機固定主翼エッジ生産を配置することは、ごく自然にわれわれの技術力の延長線上でのことだ」と述べた。

オクラホマで787型機固定翼エッジの作業に携わっている従業員は今後、生産増に対応する計画に従って他の部署に変更される。スピリットの全施設で生産増が計画されている。

ウェブサイト:http://www.spiritaero.com

▽スピリット・エアロシステムズ(Spirit AeroSystems, Inc.)について
米カンザス州ウィチタに本社を置くスピリット・エアロシステムズは商用航空機アセンブリーと部品の世界最大手独立系サプライヤーである。カンザス州にある施設のほか、オクラホマ州のタルサとマカレスター、ノースカロライナ州のキンストン、スコットランドのプレストウィック、英プレストン、マレーシアのクアラルンプールに施設がある。フランスのサンナゼールには新しい製造施設を建設中である。米国での同社中核製品には胴体、パイロン、ナセル、翼部品が含まれている。さらに同社は北米、欧州、アジアでスペアパーツ、メンテナンス/修理/オーバーホール(MRO)、フリート・サポートサービスを含むアフターマーケット顧客サポートサービスを提供している。スピリット・ユーロップはエアバスを含む多くの顧客向けに翼構成部品を製造している。


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