現在位置: HOME > ニュース&コラム > ビジネス・産業 > 国際情報


ソウル市長がオンライン就任式、市民が主人公を象徴

【ソウル16日PRN=共同JBN】韓国の第35代ソウル市長になる朴元淳(パク・ウォンスン)氏の就任式は16日(水曜日)午前11時から、歴史上初めてインターネットだけで40分間にわたりソウル市庁舎から生中継される。

就任式は「市民こそ市長」とのスローガンの元で行われるオープンな式として、朴新市長が政策、計画にソウル市民の参加を最優先にしていることを表している。インターネット生中継の就任式はソウルで初めてと言うより世界でも初めてである。

この簡素で経費のかからない就任式はまた、納税者の金をどの分野でもできるだけ使わないようにするという朴新市長の信念を反映している。オンライン就任式とすることによって、式場賃貸や招待に関わる費用は省ける。

またこの就任式で初めて行われるのは、市長室からのインターネット中継で、新たに公開される市長室を市民が見られる機会となる。市長室の公開は、新市長が市民に払う尊敬、権威、名誉の明確な証であると市当局は話している。

インターネットユーザー:mayor.seoul.go.kr、モバイルユーザー:m.seoul.go.kr

就任式当日は、市長による宣誓から就任演説、質疑応答に至るまでオンラインでリアルタイムに放送される。さらにソウル市はインターネットに不慣れな年配者やアクセスできない人のために特別キャンペーンも行われるため、これらの人も就任式が見られるようになる。このキャンペーンは「一緒に就任式を見よう」とのテーマで行われ、市民にウェブサイトで一緒に就任式を見ている人の写真やビデオを投稿するよう呼び掛けている。インターネット生中継の後、朴市長は徳寿宮の大漢門前に場所を移し、ソウル市民と触れあう予定になっている。

朴新市長は「この就任式は従来の方式を採らずに、市民の参加で完成させるものであり、透明な政権と市民参加の重要なシンボルになる。これは市民こそがソウル市の主人であるようにするというわたしの公約を実行する第一歩である」とかたっている。


関連記事

powered by weblio


前後の記事



記事バックナンバー

購読のご案内

取材依頼・プレスリリース

注目のニュース
最新の産業ニュース
写真ニュース

最新の写真30件を表示する