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三菱重工、福島第一原発の放射性廃棄物の貯蔵設備据付工事を開始

 三菱重工業は14日、東京電力・福島第一原子力発電所に、滞留水処理の過程で発生する放射性廃棄物(廃スラッジ)を一時保管する貯蔵設備を納入するため、現地据付工事を開始したと発表した。

 貯蔵設備は、壁厚約1メートルのコンクリート製セル室に設置されるスラッジ貯蔵タンク、オフガス(スラッジ貯蔵タンクからの排ガス)処理設備、換気空調設備、制御設備、ユーティリティ設備など多数の設備で構成される。スラッジ貯蔵タンクは厚さ25ミリの鉄製の横置円筒型(直径3.2メートル、長さ約13.5メートル)で、廃スラッジ撹拌・水素掃気などの機能を合わせ持つ。タンク1基で廃スラッジを最大90立方メートル貯蔵でき、8基(うち、1基は予備)を設置する。


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