ロサンゼルス・オートショー、50車種以上がデビュー
【ロサンゼルス3日PRN=共同JBN】ロサンゼルス・オートショーは11月16、17日に報道機関向けに公開され、18-27日に一般公開されるが、50を超える車種がデビューする。経済全体の中で輝いているスポットとして自動車業界は22社以上のメーカーが記者会見を開くLAショーでその勢いを継続する。自動車メーカーが消費者の求める車を提供するために多くの投資をし、炭素排出を削減しながらこれまでにない数の技術的進歩、性能とデザインの改善を実現してきたことが明らかになるだろう。ショーでは1000台の新車に加えて多くのメーカーが展示スペースをアップグレードし、よりインタラクティブなコンテンツ、体験で強化した機能を付け加えている。消費者を座席に乗せ、街路に出るテストドライブも6件以上ある。
今年目立つのは、すべてのカテゴリーで全般的な燃費効率の大幅向上である。内燃エンジン使用の20種近い燃費効率の高い、40-mpgプラス(1ガロンあたり40マイル以上走行)の車が、シボレー・スパークの世界デビューのようにショーに出品される。4シリンダー・エンジンのルネサンスが進んでおり、これがガソリン価格上昇と燃料経済性への関心の時代に多くの自動車メーカーにとって選択の原動力になっている。通常ならより大型の代替エンジンで提供するパワーとトルクを提供するために完全に設計変更した4シリンダー設計はパワーの大きいコンパクトカーであるだけでなく、多くのプラットフォームにたどり着いている。最も注目すべきなのは、競争の激しいクロスオーバーの部門で正面から対決する2車種の競争-フォード・エスケープとホンダCRV-が世界デビューすることである。マツダも面目を一新したCX-5クロスオーバーのデビューで北米のこのカテゴリーに新たに参入する。
炭素排出の削減には多くのソリューションが存在することを強く示しているのは、電気自動車全体が生産に入ったか入りつつあることであり、三菱の全面電気のi、フォードのフォーカス・エレクトリック、BMWのi3コンセプト、CODAのセダン、日産のLEAF、クロアチアからの輸入車のDOK-ING XDを含め、ショーで注目されるだろう。ハイブリッド、プラグイン・ハイブリッドはトヨタ・プリウス・プラグイン・ハイブリッド、新しいホンダ・シビック・ハイブリッド、刷新したホンダ・インサイト・ハイブリッドを含め、引き続きショーを飾り、ハイライトになるだろう。BMWにも画期的なi8プラグイン・ハイブリッドのスポーツクーペ・コンセプト車がある。
LAショーでデビューする50車種のうち半数以上はアウディR8GTスパイダー、ポルシェ911、ジャガーC-X16スポーツカー・コンセプトのように高性能の高級車のカテゴリーに入る。ベントレーは今年LAショーに復帰し、超豪華なコンバーティブルである2012年型コンチネンタルGTCを披露する。ショーでは第5世代バージョンのスポーツセダンで、4・4リットル、ターボチャージのV8エンジンを搭載しているBMW M5、479lb-ftのトルクを生み出す563馬力、6・2リットルのエンジンで、オープントップ・パワー・ステートメントのメルセデス・ベンツのSLS AMGロードスター、GMが世界で最もパワフルな量産コンバーティブルと呼ぶ580馬力、スーパーチャージの6・2リットル、V8エンジンの2013年型シボレー・カマロZL1もショーで見られる。AMGロードスターとカマロ・コンバーティブルは、ショーでデビューする少なくとも6車種のコンバーティブルのうちの2車種にすぎない。
高性能高級車カテゴリーも、上昇の続く現代の2012年型アゼラの公開やメキシコのマストレッタMXTのような全く新しいメーカーの米国デビューを含め、この部門への新規参入車のショーケースであることが注目される。そして性能特性の示し方は伝統的なラインを超えつつあり、フィアット500アバートはかつては見下されていたコンパクト・カテゴリーの一層の進化を示している。最近生まれ変わったフィアット500の模様替えした135馬力バージョンである500アバートはフォード・フィエスタST、マツダ3スカイアクティブを含むほかの「スーパー」コンパクトのデビューに加わる。
ハイテクシステムは車自体の最も重要な性能の一つになっている。ショーに求める新技術にはブルートゥース、レーダーセンサー、埋め込み技術、クラウドコンピューティングの先進的なアプリケーションが含まれている。これらのハイテクシステムを利用すれば、ドライバーは手を使わずに個人データ、コミュニケーション、オーディオ・エンターテインメント、ソーシャルネットワーキング、これまで想像もできなかった先進的な安全対策にアクセスできる。ショーで披露される新たな技術の発展はアウディ、BMW、キャディラック、フォード、現代、起亜、レクサス、メルセデス・ベンツ、トヨタ、フォルクスワーゲンなどが明らかにする見込みである。
自動車メーカーだけがショーで新たな車や製品をデビューさせる出展者ではない。LAショーには最新の特殊車両、自動車付属品、カスタム化傾向に集中した専門ホールもある。エキゾチックなカスタムカー、ホイール、タイヤ、パフォーマンス製品から最新のモバイル、オーディオ、エンターテインメント・システムまで、あらゆるものをケンティア・ホールで見つけることができる。いくつかのハイライトを挙げると、心臓に響く2000ワットのサウンドシステム付きの2012年型フォード・エクスプローラーXXVIを含む15以上のカスタム車15台以上を展示するギャルピン・オート・スポーツ(GAS)、1000馬力のワイドボディーの2012年型シェルビー・スーパースネークと、改装を加えた540馬力の2012年型フォードF-150「サンダー」などがある。スペシャルティー・カー・クラフト、RTWモータリング・アンド・プラチナム・モータースポーツのような高級チューナー、パフォーマンスの専門会社が世界中の改装したエキゾティック・カー、ラグジャリー・カー、スポーツカーの粋を展示する。
▽ロサンゼルス・オートショーについて
シーズン初の大手北米オートショーとして2011年ロサンゼルス・オートショーは業界の最も重要な新車デビューのホスト役を務め、年末までのトーンを定める。日取りは11月16、17日が報道機関向け、18-27日が一般向けである。メディア登録の受付はもう始まっている。プレスデーの後、ショーは世界で最も入場者の多い公開オートショーの一つとなる。ショーの最新のニュースと情報を受け取るにはツイッターでLAオートショー(L.A. Auto Show)をフォローするか、フェイスブックのページでLAAutoshow.comのアラートにサインアップすること。
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- [四輪・二輪]ロサンゼルス・オートショー、50車種以上がデビュー 2011/11/04 金曜日