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東京電力が今冬の需給見通し発表、340万kW程度供給予備力を確保

 東京電力は1日、今冬の需給見通しを取りまとめた。それによると、定期検査に入る予定の柏崎刈羽原子力発電所5号機などの減少要因があるものの、一方で、地震により被災した共同火力の一部運転開始などの増加要因を織り込んみ、5490万kW(12月末)、5460万kW(1月末)、5370万kW(2月末)の供給力を確保できる見通しであるとした。

 昨年の冬期の最大電力は5150万kWであり、220~340万kW程度の供給予備力を確保できることになる。

 また冬期の電力需要の特長として(1)冬期の電力需要のピークは、経済活動とご家庭での電力使用が重なる17~19時頃にピークを迎えることが多い(2)夏期と比較して、昼夜の差が小さく、比較的フラットな需要カーブとなる―を挙げ、「冬の電気の上手な使い方」などの節電策も発表した。

 それらを踏まえ「今冬は安定供給を確保できる見通しですが、電源の計画外停止や急激な気温の変化による需要増加の可能性もあることから、お客さまにおかれましては、無理のない範囲での節電へのご協力をお願いいたします」と節電を求めた。


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