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世界初の海洋温度差発電所でBECに導入、OTEが覚書に調印

 【ランカスター(米ペンシルベニア州)18日PRN=共同JBN】オーシャン・サーマル・エナジー社(Ocean Thermal Energy Corporation=OTE Corp.、http://www.otecorporation.com)とバハマ・エレクトリシティー社(Bahamas Electricity Corporation=BEC、http://www.bahamaselectricity.com)はこのほど、バハマにある2カ所の海洋温度差発電所の開発促進のための覚書(MoU)に調印し、BECの強力な政策と協力して、バハマの再生可能なエネルギー資源の活用を推進しバハマのエネルギーの自給と環境保全上の利点を最大限に引き出していく。

 この発表が示しているのは、OTEが価格競争力のある再生可能エネルギー資源、海洋温度差発電(OTEC)を世界的に拡大していくとともに、BECがバハマでの化石燃料の消費と依存を軽減する再生可能エネルギー・システムを企業および家庭に組み込むためのさまざまな方法の探索にますます専念していくことである。

 今回の発表の詳細は、中国・大連で10月19-26日開催される低炭素地球サミット(http://www.lcesummit.com)に出展するOTE社を訪問してもらいたい。この技術の最新の進展を聞くには、テッド・ジョンソン博士が同サミットで10月21日(金)に開催する講演会「海洋温度差発電-進展と展望」に参加を。

 ▽クリーンエネルギーの未来を構築
 OTE社の中核的な使命は、地上の商用OTEC発電所が現時点で経済的に実現可能なソリューションとなっている世界の100近い熱帯地域にOTECを導入することである。OTEは覚書の調印によって、水産養殖、海洋牧場、冷却土壌農業の形式で化石燃料を使用しない電気、飲料水、持続可能な食料を生産する世界初の商業的に実現可能な2カ所のOTEC発電所を最終的に建設、所有、操業し得る企業の設計プロセスを完了させるため、直ちにBECとともに行動を起こしていく。

 OTECは、次の5つの重要な方法によって世界全体が恩恵を受ける可能性を秘めている。その方法は、多数の国のエネルギー自立の実現、二酸化炭素排出量の大幅削減、飲料水を必要とする多数の人々への供給、雇用の創出、全体的な経済発展、世界の石油需要の大幅軽減による国際的安定の向上である。バハマ発電所は、海水を商用としてクリーンエネルギー、飲料水、持続可能な食料生産に利用する世界初のOTEC施設である。

 OTECは、化石燃料を使用しないで常にクリーンな電気を供給できることが1990年代に米ハワイ州立自然エネルギー研究所(http://www.nelha.org)によって実証された。この技術は暖かな表層水と冷たい深海水との温度差を利用して機能することが実証されている。海洋温度差(OTEC)技術と地上OTEC発電所の潜在的利用に関するイラストを見るには、ウェブサイトhttp://www.otecorporation.com/ocean_thermal_energy_conversion.htmlを参照。

 OTE社のジェレミー・P・ファーキンス取締役会長兼最高経営責任者(CEO)は「OTECは向こう数十年にわたり、多数の人々に肯定的な影響を与える市場主導のクリーン技術エネルギー・ソリューションである。これら最初の2カ所のOTEC発電所は正しい方向に向かう重要な一歩であり、われわれは近い将来、クリーン発電、飲料水生産、持続可能な食料生産を提供するより高出力を備えたOTEC発電所を追加建設するつもりである」と語った。

BEC社はバハマで発電、送電、配電のシステムを運用し、群島国家の電力消費者全体の85%にサービスを提供している。BECのゼネラルマネジャーであるケビン・バスデン氏は「これはBECとバハマ住民にとって歴史的なチャンスである。われわれはOTEと協力して、この技術とエネルギー自立をわれわれのコミュニティーに導入することを楽しみしている」と語った。

 詳細な情報はウェブサイトhttp://www.otecorporation.com(http://bit.ly/rqq1nY)を参照。

 ▽バハマ・エレクトリシティー社(Bahamas Electricity Corporation)について
 当社の主要な使命と目標は、安全で信頼が置け、かつコスト効率の良い電気を群島全域の消費者に供給し、後世のためにバハマ国家を建設する強力なパートナーになることである。BECは顧客サービス、雇員の専門的能力の開発、向上したサービス提供基準に重点的に取り組み、この地域においてその規模と業種でナンバーワン公共企業としての立場を確保することを目標としている。同社は1956年電気法によって政府所有の公共企業として創立された。

 ▽オーシャン・サーマル・エナジー社(Ocean Thermal Energy Corporation)について
 OTEは独自の発電所設計に基づき、さまざまな革新的な製品とサービスを提供している。同社の経験豊富な企業幹部、科学者、海洋エンジニアから成る多くの専門分野にわたるチームと強力な戦略的企業提携によって、同社は現在の最も難関なエネルギー、資源、環境に関わる諸問題に対応するソリューションを提供できる。

 ▽対応可能なトピックの専門家:リストにある専門家の情報は該当リンクをクリック。
テッド・ジョンソン(Ted Johnson)
http://www.profnetconnect.com/ted_johnson


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