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三井物産、ロシアに建材向け鋼材加工センター設立 需要取り込みへ

 三井物産は、ロシア独立系鉄鋼卸最大手のスチールインダストリアルカンパニー(SIC)と、建材向けの鋼材加工センターを設立することで合意した。2014年のソチ冬季五輪、2018年のFIFAワールドカップに向けた建設特需も想定し、今後更に拡大が予想される建設用鋼材の加工需要の取り込みを目指す。

 SICは、ウラル連邦管区の首府エカテリンブルグ市を拠点とし、ロシア・CIS地域に約40の販売拠点を展開、ロシア全土をカバーする販売網を活用して年間100万トンの鋼材販売実績を誇っている。一方の三井物産は先月、総合商社として初めてロシアで自動車向けの鋼材加工事業に参画を決定したことに続き、日本企業として初の建材に特化した鋼材加工センターを設立する。


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