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フェイスブックで村のファン獲得、スイス東部オーバームッテンの試み

 【クール(スイス)30日PRN=共同JBN】スイスのグラウビュンデン州の小さな山村、オーバームッテンが村として数日前に始めたフェイスブック。そのフェイスブックで、この村が異例の約束を行っている。フェイスブックのページ(http://www.facebook.com/obermutten)に行って、「like(いいね)」をクリックすれば、自分の写真がこの村の公式広報板に掲載されるのだ。こうするだけで世界の誰もが「スイス人になる」ことができる。この試みが始まってわずか3日で、この村はすでに住民の15倍以上ものファンを集めてしまった。

 オーバームッテン村では顧問官が証明写真を印刷、村の広報板に貼り出して村のファンたちを村のコミュニティーの一員としてきた。現在の村の住民は80人。その多くの人はまだインターネットを使っておらず、このような方法で自分の村のファンが増えるが好ましいとしてきたが、コミュニティーの一員になりたいとの申請が増えすぎてしまった。しかしグラウビュンデン州ホリデー地域の自治体は、ファンをコミュニティーの一員にするとの約束を守る方法を採った。村の告知版がすでに満杯になってしまった現在、新しいファンは巨大な納屋の壁に向かって写真を投稿している、村の評議会はさらにほかの方法がないかと模索もしている。

 オーバームッテン村のマルティン・ウィス(Martin Wyss)村長は「オーバームッテン村は、村を訪れるゲストとの個人的つながりを発展させてきた。人数の多少ではなく、個人個人との関係を育んできたのだ」と述べている。「スイス人になりたい」という多くの人々が、すでに世界各地から村のフェイスブックに投稿してきている。

 村長は、非常に個人的な方法で、短いビデオメッセージを村のファンたちに送るコミュニケーションを行っており、ファンたちも毎日、村の広報版にある自分たちの写真をみることができる。

 フェイスブックのサイト
 http://www.facebook.com/obermutten


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