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三菱化学、中国にリチウムイオン電池用電解液の生産会社を設立

 三菱化学は28日、リチウムイオン電池用電解液を製造する新会社を中国に設立することを発表した。新会社は2012年2月をめどに設立され、同年末の営業運転開始を目指す。設備などへの投資額は約25億円。生産能力は年間1万トンを計画。

 今後中国では、これまでの民生用に加え、車載用のリチウムイオン電池の生産拡大が見込まれ、電解液の需要も大きく伸びることが予想されている。

 同社ではこの需要増に対応し、リチウムイオン電池用電解液の生産能力を確保するため、中国に電解液製造販売新社の設立を決定。既に設立発表済みの欧米の事業拠点も含め、世界展開をさらに加速させる。

 なお、この電解液新社は、昨年9月に設立を発表した負極材の製造販売会社「青島雅能都化成有限公司」に続く、三菱化学の中国における電池材料事業の新しい拠点となる。


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