アウディ・アーバン・コンセプト、全く新しいコンセプトカー
【インゴルシュタット(ドイツ)12日PRN=共同JBN】アウディ(Audi)が再び新たな地平線を切り拓く。「アウディ・アーバン・コンセプト(Audi urban concept)」は密集した都会のスペースでは最適の1+1シート(乗員2名)の超軽量カー。フランクフルト国際モーターショーで展示されるこの技術研究は、これまでのどのカテゴリーにも当てはまらず、レーシングカー、ファンカー、アーバンカーの要素を組み合わせた先進的な新コンセプトカーだ。「スポーツバック」モデルに加え、「スパイダー」タイプも出される。
アウディ・アーバン・コンセプトの特徴は以下の通りである。
*1+1シートを装備した革新的なアーバン・コンセプト・カー
*ドアが上方に開くスパイダータイプ
*CFRP製の流線型の運転席、保護カバー付きの独立型タイヤ
*精密なサスペンション、スポーティーな走りを実現するコンパクトな電気駆動システム
アウディ・アーバン・コンセプトは、過去のどんなモデルも参考にしていない。軽量構造、効率性、燃料削減という厳しい原則のみに基づいて開発した。その結果、不要な重さを切り捨て、スポーティーな動きに必要なエッセンスだけに凝縮されたコンセプトカーが誕生した。
アウディ・アーバン・コンセプトの車体は流線型。タイヤは車体から独立し、LEDライトがストライプ状に点滅する保護カバーで被われている。技術研究を高度に集積した外観は、スピード感あふれるラインを備え、ダイナミックで感動的だ。そのことがアウディの設計言語にまったく新しい原動力を与えている。
車内は2名のスペースがある。スポーティーな低い位置にある二つの座席は、やや位置がずれて配置されている。すべての運転機器や素材は超軽量構造という指示に基づき、ユニークで魅力的な感覚体験が得られるようになっている。運転手は自身の体格に合わせて、ハンドルとペダルの位置を調整できる。スパイダータイプは低く連続したウインドーに加えて、ドアは上方へ対角線上に開く。
アウディ・アーバン・コンセプトの技術は、特に超軽量構造において、他のアウディ車に完全に応用できるようになっている。運転席はカーボンファイバー強化樹脂(CFRP)でできており、座席の着いた車台と一体化している。タイヤの直径は21インチ。
駆動源には2基のe-tron電気モーターが採用され、超軽量のアウディ・アーバン・コンセプトをパワフルに加速する力を供給する。リチウムイオン・バッテリーが電力を供給し、都会での長距離ドライブには理想的だ。
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- [四輪・二輪]アウディ・アーバン・コンセプト、全く新しいコンセプトカー 2011/09/12 月曜日