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ケンブリッジ大がトップを堅持、QS世界大学ランキング

【ロンドン5日PRN=共同JBN】第8回年次QS世界大学ランキング(QS World University Rankings、登録商標)は、3万3000の大学と1万6000の大卒雇用者を対象とした同ランキングとしてはこれまで最大規模の調査が実施され、6つの指標に基づくトップ大学300が公表された。2011年のランキングは国際的に比較した授業料とともにウェブサイトhttp://www.topuniversities.comに掲載されている。

▽ハイライト
 *全世界:ケンブリッジ大学はハーバード大学を抜いて第1位を堅持した。マサチューセッツ工科大学(MIT)はエール大学とオックスフォード大学を抜いて3位になった。トップ大学300には38カ国の大学が入った。
 *技術重視の研究に対する政府および民間の資金提供によって、従来の総合大学の優越性が後退している。トップ100大学の平均年齢は、特にアジアの新設専門大学の台頭を反映して、2010年以来7カ年下がっている。
 *米国/カナダ:米国はトップ20で13校、トップ300で70校が占めた。マクギル大学(17位)、トロント大学(23位)の両校が上昇、カナダの大学19校のうち14校が2010年よりもランクを下げた。
 *英国/アイルランド:オックスフォード大学(5位)、インペリアル・カレッジ(6位)、ユニバーシティー・カレッジ・ロンドン(UCL、7位)と、英国の大学4校がトップ10入りした。トリニティー・カレッジ・ダブリン(TCD、65位)とユニバーシティー・カレッジ・ダブリン(UCD、134位)がランクを下げた。
 *欧州大陸:チューリッヒ工科大学(ETH Zurich、18位)、パリ高等師範学校(ENS Paris、33位)、スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL、35位)、パリテク(ParisTech、36位)の順。優れたイニシアチブにもかかわらず、ドイツの大学はトップ50入りしなかった。
 *アジア:香港大学(22位)が東京大学(25位)、シンガポール大学(28位)、京都大学(32位)に先行した。インド工科大学ボンベイ校(IITB)はトップ200から脱落。中国は精華大学(47位)が北京大学(46位)とともにトップ50入りした。
 *オーストラリア:オーストラリア国立大学(ANU、26位)がメルボルン大学(31位)との差を18から5まで縮め、シドニー大学(38位)を上回った。オーストラリア8大学はすべてトップ100入りした。
 *中東:キングサウド大学(200位)は初めてトップ200入りした。
 *中南米:サンパウロ大学(169位)が初めてトップ200入りし、5大学(ブラジル、チリ、アルゼンチン)がトップ300に入った。

クアクアレリ・シモンズ(QS)の調査部門代表のベン・ソウター氏は「ケンブリッジとハーバードは僅差であるが、ケンブリッジの優れた教員数と学生数の比率が有利に働いた。個々の学生への配慮がオックスブリッジの個人指導方式の重要な魅力のひとつである」と語った。

QSマネジングディレクターのヌンジオ・クアクアレリ氏は「学生はこれまで以上に教育費を請求されているので、QSは今回初めてランク付けした大学の授業料比較を公表した。QSはまた大学の優秀さと評判の重要な指標として、大卒雇用者の見方を考慮に入れていることがユニークな点である。卒業者の就職可能性は世界クラスの大学にとって必須の使命であり、QSランキングには世界の雇用者の詳細な見解が含まれている。

ウェブサイト:http://www.youtube.com/watch?v=nonfPjh8dPk


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