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太陽光産業がドイツサッカーファンに接触、欧州太陽光発電・エネルギー学会

【ベルリン、ハンブルク(ドイツ)2日PRN=共同JBN】ドイツのサッカーシーズンが全開するとともに、国際的なソーラーカンパニーは同国の熱烈なサッカーファンに積極的な販売活動を進めている。サッカークラブのバイエルン・ミュンヘンやドルトムントのサッカースタジアムでは、ファンは業界最大手企業からの誘いを受ける。このことはドイツ市場の変わらぬ重要性とエンドユーザーにおけるブランド認知をかけた新たな戦いの証である。そのような活動は、今後到来するグリッドパリティ市場の初の顕著な兆候のひとつだ。グリッドパリティ市場では、公益規模の設置よりむしろ住宅所有者向け屋上分野で需要の成長が見込まれ、そのためエンドユーザーが非常に重要な対象顧客となる。Germany Trade & Invest(ドイツ貿易・投資振興機関)の業界専門家は、9月5-9日ハンブルクで開かれる今年のヨーロッパ太陽光発電・ソーラーエネルギー学会・展示会(EU PVSEC 2011)に参加し、ドイツ太陽光発電産業の最新動向を紹介する。

Germany Trade & Investの再生可能エネルギー・ 資源産業部門ディレクターであるトーマス・グリゴライト氏は「世界で設置されている太陽光発電装置のほぼ半数を占めるドイツは、最も重要な太陽光発電市場になって久しい。さらにグリッドパリティが目前に迫っていることから、ドイツのメーカー、プロジェクト開発者、研究者による広大なインフラ基盤は、ドイツが今後もトッププレーヤーであり続け、革新的な技術とビジネスモデルの試験台となることを保証するものである」と語った。

ドイツのグリッドパリティ市場は、システム価格の下落によってソケットから供給される電気より太陽光発電の方が安くなり、住宅所有者が屋上システムの購入に走ることを意味する。グリッドパリティ市場は現在、ドイツの最速成長市場部門となっている。ドイツを拠点とするメーカーへは、質の高い製品と現地生産への特定の優遇制度が提供されており、「メード・イン・ジャーマニー」製品を競争上大きな有利な立場で販売することができる。

新しい市場のダイナミズムがエネルギー保存、スマートグリッド、スマートホーム技術と同時に融資、リース、公共事業ビジネスモデルの開発も促進する中、このシフトは新しいビジネスチャンスを創造するものと期待されている。

Germany Trade & Investは近頃、ドイツ太陽光発電の産業概観最新版を出版した。この当産業概観は、ウェブサイトhttp://www.gtai.com/pv/industry-overviewでも閲覧できる。

Germany Trade & Investは、ドイツ連邦政府の対外貿易および対ドイツ投資振興機関である。同機関はドイツ市場へのビジネス拡大を計画する外国企業を支援する。また外国市場への参入を望むドイツ企業には対外貿易に関する情報を提供する。


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