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シンガポールに最新オフィスタワー、ペリ・クラーク・ペリ

ペリ・クラーク・ペリ 【シンガポール1日PRN=共同JBN】米建築事務所ペリ・クラーク・ペリ・アーキテクツ(Pelli Clarke Pelli Architects; http://www.pcparch.com)が設計した最新オフィスタワー、オーシャン・フィナンシャル・センター(http://tinyurl.com/3dnk95a)が8月31日、シンガポールのマリーナベイ近くで素晴らしい光のショーが繰り広げられる中、オープンした。

 弧を描くガラスと金属の外壁に12万個のLEDが点滅し、43階建てのオフィスタワーが夜空に浮かび上がる。光のショーに先立つオープニングセレモニーには、ターマン・シャンムガラトナム副首相兼財務相や、建設を受け持ったケッペル・ランドの役員、シンガポールの実業界と政府のゲストが詰め掛けた。

 オーシャン・フィナンシャル・センターには、グレードAのオフィス空間が8万2200平方メートル含まれる。伝統的な金融街のラッフルズプレイスでは最大級のオフィス開発で、マリーナベイの新金融街にも隣接する。最高級ウォーターフロントの一角を占めるオフィスタワーは、マリーナベイの海上からもよく見える。

 フィナンシャル・センターは外観が街路に沿って湾曲して帆船の帆の形のように見え、シンガポールの海の遺産をしのばせる。屋上には高さ25メートルのスカイガーデンが設けられ、樹木やツタ、花が植えられた。このスペースはオフィス従業員の憩いの場であり、都会の緑のシンボルとなる。

 オーシャン・フィナンシャル・センターは、その中核部と外部が東南アジアでは初めて環境配慮基準(LEED)のプラチナ認証を受けた。シンガポール建設局(BCA)からは初のプラチナグリーンマーク賞も受賞した。またシンガポールのオフィスタワーとしては最大規模である400平方メートルの太陽光発電パネルを備え、共有スペースの照明電力を補う。

 1977年に創立され、シーザー・ペリ、フレッド・クラーク、ラファエル・ペリ各氏が率いるペリ・クラーク・ペリ・アーキテクツは、ニューヨークの世界金融センター(http://tinyurl.com/2g46cre)、クアラルンプールのペトロナスタワー(http://tinyurl.com/32895yl
)、香港の国際金融センター(http://tinyurl.com/2ua2vzk)を含め、世界で最も評価されている建物を設計した。同社は米国建築家協会のファーム賞、アガ・カーン建築賞を含め、批評家の称賛や数百の設計賞で栄誉をたたえられている。


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