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ブリヂストンが中国・常州に新工場、投資額は約5000万ドル

 【常州(中国・江蘇省)1日PRN=共同JBN】常州普利司通流体技術有限公司(Changzhou Bridgestone Flowtech、CBF)は8月26日、中国・江蘇省の常州国家ハイテク開発地区での新工場建設で鍬入れ式を行った。4970万ドルの総工費をかけて建設する新工場は主として、石油・天然ガス・水圧用ホース、ホース組み立て、ゴム・ミキシング製品などを生産し、工場の完成は2012年6月を予定。同年10月から生産を開始する。

 登記資本金を320万ドル増資して2430万ドルとした新工場は、常州普利司通流体技術有限公司と普利司通(中国)化工品投資有限公司(Bridgestone (China) Chemical Products Investment)の共同出資によるもので、総面積は7万平方メートル。建設面積は2万8200万平方メートル。鍬入れ式に際して同社のある幹部は「中国での需要の強さから我々は、予定より早く生産開始にこぎ着けるよう全力を尽くしたい」と述べた。

 新工場の完成後は、エアホース、油圧用ホース、水圧ホースの年間生産能力は1万2000キロメートルで、ホースアセンブリーが700万個、ゴム・ミキシング製品は5000トンなどとなっており、金額では6億3000万人民元が見込まれ、利益および税金は4500万人民元に達すると見込まれている。また2015年までに200人以上の新規雇用が予定されている。

 日本を本拠とするブリヂストン・グループはフォーチュン誌の世界500社企業番付で286位(2011年)。1994年12月には常州ハイテク開発地区に100%子会社である常州ブリヂストン・サイクル社を設立。その後自動車部品、流体技術に関する企業2社をそれぞれ設立した。

 常州ハイテク開発地区は多数の地元および海外の投資家を引き付けてきた。それらは、ドイツ本拠のランクセス (Lanxess)、レオニ(Leoni)、バエルロッヘル(BAERLOCHER GMBH)、オットーボック(otto bock)、ホルビガー(hoerbiger)、リンデ・グループ(Linde Group)、スイス本拠のジョージ・フィッシャー(George Fischer)、メトラー・トレド(Mettler Toledo)、リーター・テキスタイル・インストルメント(Rieter Textile Instrument)、米国本拠のテレックス(Terex)、アシュランド・ケミカル(Ashland Chemical)、コーラー(Kohler)、チャート(Chart)、ビステオン(Visteon)、マグナ・パワートレイン(Magna Powertrain)、V&M、ポリント・グループ(Polynt Group)、キムコ・モーターズ(Kymco Motors)、日本本拠の小松製作所、新日本製鐵、沖電気工業、ブリヂストン、富士通、富士重工などである。


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