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NTN、中国に南京NTNを設立 産業機械用軸受を一貫生産へ

 NTNは、中国江蘇省南京市に産業機械用軸受を生産する新会社「南京恩梯恩精密機電有限公司(南京NTN)」を9月に設立すると発表した。主に産業機械用軸受、機械器具及びその部品の製造ならびに販売を行う。資本金は約100億円。総投資額は約150億円。

 NTNは、今年4月から3年間の中期経営計画「躍進2013」において、「現地・現物・現人」の方針により、世界各地の成長市場ならびに産業機械向けの事業強化を加速している。

 これまで中国においては「上海恩梯恩精密機電有限公司」や「廣州恩梯恩裕隆傳動系統有限公司」「恩梯恩LYC(洛陽)精密軸承有限公司」など8つの生産拠点を設立し、主に自動車用の軸受や等速ジョイントの生産体制を強化してきた。

 今回設立する南京NTNは、中国市場で需要が増加する風力発電機や建設機械、鉄鋼設備をはじめとする産業機械用の各種軸受を一貫生産する。2011年9月に新会社を設立し、2012年10月から量産を開始予定。従業員は当初約400名でスタートし、2015年度の約1200名まで順次増員する計画である。


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