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中国でのプレゼンス拡大、クラウンが市場成長に対応

 【フィラデルフィア25日PRN=共同JBN】金属パッケージ製品の世界的に有力な供給会社のクラウン・ホールディングス(NYSE:CCK)(www.crowncork.com)は25日、2カ所に飲料用缶工場を新設し、すでに発表済みで現在建設中の工場に第2生産ラインを追加して、中国での足場を引き続き拡大する計画を発表した。

 新工場は鄭州(中国中部)と長春(中国北東部)に建設される。どちらも当初年産能力は飲料用ツーピース・アルミ缶7億2000万本。河南省と周辺の山東省など向けの鄭州工場は330ミリリットル缶を生産する。同工場は2013年第1四半期までに稼働する見込み。長春工場は330ミリリットル缶と500ミリリットル缶を生産し、2013年第3四半期に操業開始の見込みである。

 また同社はすでに発表済みの福建省甫田工場に第2生産ラインを追加する。2013年第1四半期に操業開始見込みの第2ラインは330ミリリットル、250ミリリットルの飲料用アルミ缶を生産する。この拡大によって甫田の年間生産能力は全面操業時点で飲料缶最大14億本になる。

 クラウン・アジア太平洋のジョゼフ・サラーツ社長は「中国の消費者市場は速いペースで成長している。鄭州と長春の生産施設追加は、この重要市場での顧客増大をサポートすることへのクラウンのコミットを示している。またこれらの工場はこの地域での飲料用缶の人気上昇と、簡便さと持続可能性の見通しの両面からそれが消費者にもたらす価値を証明するものでもある」とコメントしている。

 建設が完了すると、クラウンは中国全土に戦略的に配置された10カ所の飲料用缶工場を持つことになる。同社は現在北京、仏山、恵州、杭州、上海で操業しており、甫田、鶴山、資陽で工場を建設している。

 ▽クラウン・ホールディングス(Crown Holdings, Inc.)について
クラウン・ホールディングスは子会社を通じて世界中の消費者マーケティング会社向けにパッケージ 製品を供給する有力企業である。世界本社は米ペンシルベニア州フィラデルフィア。詳しい情報はhttp://www.crowncork.comへ。


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