トヨタ自動車、レクサス次期GS350を発表 今後の方向性を象徴
今後のレクサスの方向性を象徴する「GS350」(写真・トヨタ自動車) トヨタ自動車は、19日開催の「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」(米国・ペブルビーチ)で、次世代レクサスの先駆モデルである、次期「GS350」を世界初披露した。同車は「大人4人が高速で快適に長時間移動できる空間」をテーマに、レクサスのコンセプトである“所有する喜び”“操る楽しさ”“感性に響くラグジュアリー性”を融合し、開発したもの。
デザインについては、これまで継承・進化させてきたフロントグリル形状を一層進化。レクサスの独自性を継承した逆台形のアッパーグリルとブレーキ冷却ダクトを取り込んだハの字に開いたロアグリルを機能的に組み合わせ、一体化した「スピンドルグリル」を採用。今後のレクサスフェイスの方向性を示唆している。
走りについては、LFA、CT200hから続くレクサスの大きな進化の第3弾として、新境地を切り開く“切れの良さ”と“鋭さ”を備え、次世代レクサスの中核を担うセダンとしての走りを象徴する安心感と楽しさを実現している。
また、今回、ハイブリッド車の投入と、スポーツバージョン“F SPORT”の設定を合わせて発表した。次期GS350の車両概要は以下の通り。
▽「L-finesse」の新たな可能性を追求し、確立した「スピンドルグリル」が、次世代レクサスデザインの記号性と、圧倒的な存在感を創出
▽3.5LV6エンジン「2GR-FSE」を搭載。世界最先端技術のD-4Sシステムの継承と制御の一新により、クラス世界最高レベルのエンジン性能を実現
▽プラットフォームを一新するとともに新開発のサスペンションを採用。走る・曲がる・止まるという走りの基本性能を飛躍的に進化させ、優れたコーナリングパフォーマンスなどによる楽しさと快適かつ硬質な乗り心地を両立
▽ドライバーの嗜好や様々なシーンに応じて、意のままに車を走らせる楽しみを広げるため、「ECO」「SPORT S」、そして「SPORT S+」のドライブモードセレクトを採用
・「SPORT S+」モードでは、「SPORT S」モードで行うパワートレーン制御に加え、シャシー制御システムと協調し、ステアリング操舵特性に応じた車両応答の制御も採用
▽ドライビングポジション及びシート性能の見直しにより、運転操作性を向上し、正確かつ疲れにくい運転姿勢の維持に貢献。また、後席スペースや装備、シート性能に対し快適性を追求。ドライバーだけでなく、全ての乗員に対し、次世代レクサスの中核を担うセダンとしてのおもてなしを実現
▽一新したプラットフォームを最大限に生かし、後部サスペンションタワーの室内への張出しを削減するとともに、荷室上部の開口面積を拡大。クラストップとなる広い荷室空間と優れた積載性を実現
▽使用者がレクサスとの上質で有意義な“時”を刻むという意を込め、レクサス初となるアナログクロックを採用
▽世界初となる12.3インチの大型ディスプレイを設定。より多くの情報を見やすく表示可能とすることで、使いやすさとともに視認性を向上
次期GS350の日本での発売は、2012年初頭を予定している。ハイブリッド車、スポーツバージョン“F SPORT”についても、順次詳細を発表していく予定である。
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- [四輪・二輪]トヨタ自動車、レクサス次期GS350を発表 今後の方向性を象徴 2011/08/20 土曜日