ホンダ、メキシコに年産20万台規模の四輪車新工場を建設へ
ホンダは、メキシコの生産販売会社であるホンダ・デ・メキシコ・エス・エー・デ・シー・ブイ（ＨＤＭ）を通じて、年間生産能力２０万台規模の四輪車工場を建設すること発表した。投資額は約８億ドル（約６４０億円）で、２０１４年前半の稼働開始を目指す。
新工場は、既存工場があるハリスコ州エルサルト市の東約３４０キロメートルに位置するグアナファト州セラヤ市近郊に建設される予定。今後さらなる市場の拡大が見込まれるメキシコを含む北米地域に向けた小型車の完成車とエンジンを一貫生産する予定で、部品の現地調達拡大やグローバル調達の活用により、高品質な製品の低価格提供できる高効率な生産体制を構築する。新工場は２０１４年前半に稼働を開始する予定で、従業員数はフル生産時で約３２００人を予定。
ＨＤＭは１９８５年９月の会社設立後、１９８７年に二輪車の輸入販売を開始し、翌１９８８年３月には二輪車の補修部品の生産を開始。四輪車については、１９９５年にアコードの生産を開始、２００７年にはＣＲ－Ｖに生産機種を変更し、現在の生産能力は年間６万台となっている。また、２０１０年のメキシコ国内での四輪車の販売実績は約４万台（前年比１０７％）と着実に販売台数を伸ばしている。
メキシコ新工場はホンダにとって８番目の北米四輪車工場となり、これによりホンダの北米における四輪車の年間生産能力は現在の１６３万台から２０１４年には１８３万台へと増加する。
前後の記事
記事バックナンバー
- ［四輪・二輪］ホンダ、メキシコに年産20万台規模の四輪車新工場を建設へ 2011/08/17 水曜日
