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大幅に性能向上した冬用タイヤ、台湾のナンカンが日本市場に投入

ナンカン 【台北26日Hyasia=共同JBN】台湾の自動車用タイヤメーカー、ナンカン・ラバー・タイヤ(Nankang Rubber Tire Corp=南港輪胎)はこれまで日本市場で600万本以上のタイヤを売り上げた実績を持ち、日本市場でのシェア拡大を続けている。

 この実績をもたらしたのは、日本市場の動向、特に環境や燃費の要求に応えるべく市場に製品を投入したナンカン社チームの能力と仕事の結果で、また競争力改善、製品差別化の拡大、日本自動車研究所(JARI) 、ドイツ自動車連盟(ADAC)など信頼できる検査機関との協力といった、同社戦略計画を着実に進めている。

 ナンカンは、これまでの自社製品へのサポートに感謝するため、東日本大震災の罹災者に740万円の義援金を拠出した。

 ナンカン社はこのほど、新しいアシメトリック冬用タイヤのESSN-1を日本市場に投入した。

 このタイヤは降雪時や氷が張っていたり、濡れている曲がりくねった道路など、冬季のあらゆる極限状況でも優れた性能を発揮。ジグザグ3Dのタイヤ溝技術で、トレッド構造の頑丈さや、ハンドリングを最適化し、ブレーキ性能が向上、最大限のグリップを実現した。

 ESS-1の外側トレッド・パターンは、コーナリングの操作性を向上させており、内部は直線方向の安定性を強化して乗車時の快適さを向上させている。

 特許を得たトレッドの材質は丈夫な天然カーネルパウダーを使用したもので、氷上での摩擦力を強めている。

 ナンカン社のマーケティング・マネジャーは「ナンカンESSN-1は、最新の技術を使って、冬季のあらゆる過酷な条件でもタイヤの接地粘着力や柔軟性を保つだけでなく、氷雪まじりの天候でも卓越した性能を示し、妥協を許さない運転コントロールでさらに上の段階のドライブを実現する」と述べた。ESSN-1は取付径が13インチから18インチまで全部で50のサイズがある。


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