三菱自動車、水島製作所1年半ぶり軽自動車ラインを2直化
三菱自動車は、10月以降の生産正常化に伴う増産に対応するため、水島製作所(岡山県倉敷市)の軽自動車ラインを2直化するとともに、水島製作所、名古屋製作所(愛知県岡崎市)、パワートレイン製作所(京都、滋賀)、パジェロ製造(岐阜県坂祝町)など、全工場において約800名を増員することを決定した。
水島製作所の軽自動車ライン2直化では、被災地域をはじめ軽自動車の需要は旺盛であることや、今年11月に投入する北米向け電気自動車(EV)「i-MiEV」、今年中の販売開始を計画する軽商用EV「MINICAB-MiEV」の生産対応として、今年9月末から、1年半ぶりに軽自動車ラインを2直化する。
また、10月以降の全工場での増産対応のため、上期中に企業間応援人員および期間社員を約800名増員する。内訳は水島製作所約400名、名古屋製作所約150名、パワートレイン製作所約100名、パジェロ製造約150名となっている。
同社では東日本大震災による部品調達問題の影響を受け、今年度の国内生産台数は上期で計画比9割程度のレベルだったが、下期では計画を上回る生産を見通しており、年度合計では震災前に計画したレベルになると見込んでいる。
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- [四輪・二輪]三菱自動車、水島製作所1年半ぶり軽自動車ラインを2直化 2011/07/24 日曜日