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スピリット第2四半期決算、ウィング生産など経費5300万ドル計上

 【ウィチタ(米カンザス州)20日PRN=共同JBN】スピリット・エアロシステムズ・ホールディングス社(Spirit AeroSystems Holdings, Inc.、NYSE:SPR)は20日、ガルフストリームG250ウィング・プログラムの追加コスト増加を計上し、同社ノースカロライナ施設に同プログラム管理・生産体制を構築することで、2011年第2四半期の決算では税引き前経費が約5300万ドル、1株当たり0・26ドルとなると発表した。同社はこれらの経費の影響を織り込んだうえで、第2四半期の完全希釈後の1株利益を0・19ドルから0・21ドルと見込んでいる。

 同社のフィル・アンダーソン上級副社長兼最高財務責任者(CFO)は「われわれは複数の成長プログラムにとって必要なオクラホマ州タルサ施設の生産量を確保する中で、同プログラムに関する開発コストの増加を相殺し生産コストを向上させるさまざまな選択肢を検討してきた。G250ウィングをノースカロライナ州に移行させることは、当社の成長を管理するうえで、当社顧客と当社にとって適切な長期的な経費軽減策であり、最善の長期的なソリューションである」と語った。

 これらのコストは、同社の2011年第2四半期決算のウィング・セグメントの中で追加の繰越損失として計上される。

 同社は今年8月4日に2011年第2四半期決算を発表する際に2011年通年見通しを更新する。

 ウェブサイト:On the web: http://www.spiritaero.com

▽スピリット・エアロシステムズ社(Spirit AeroSystems, Inc.)について
米カンザス州ウィチタに本社を置くスピリット・エアロシステムズは商用機の組み立て部品、部品の世界最大の中立系サプライヤーである。カンザス工場のほかにタルサとマカレスター(オクラホマ州)、キンストン(ノースカロライナ州)、プレストウィック(英スコットランド)、プレストン(英イングランド)、クアラルンプール(マレーシア)に施設があり、サンナゼール(フランス)に新生産施設を建設中である。米国でのスピリットの中核製品は機体、パイロン、エンジンルーム、翼部品などである。さらにスピリットはスペアパーツ、メンテナンス、修理、オーバーホール、航空機サポートサービスを含むアフターマーケット顧客サポートサービスを北米、欧州、アジアで提供している。欧州スピリットはエアバスを含む顧客のために翼部品を製造している。


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